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日本陸軍の小火器 軽機関銃編  作者: 究極無敵銀河最強女狐
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10・九九式軽機関銃の派生型・オプション装備

・九九式軽機関銃の派生型

九九式軽機関銃は日本陸軍の主力軽機関銃だったため、様々な派生型および試作型が存在する。

それらを1つずつ紹介する。



ブレンガン仕様

工作機械の不足でブレン軽機関銃の製造が追いつかないイギリス自由政府軍およびカナダ軍用に開発・生産されたもの。

弾薬を.303ブリティッシュ弾に変えた他、弾倉がブレン軽機関銃との互換性を持つ。

九九式軽機関銃用の工作機械を.303ブリティッシュ弾仕様に設計変更の上、国内で製造後カナダに輸出・設置したため、製造・組み立ては全てカナダ国内で行われた。


イギリス自由政府軍およびカナダ軍では、ヘッドスペース調整機能などブレンガンと相違点が多いことから、本銃を「ナンブ軽機関銃」という名称で採用し、独自のマニュアルや訓練プログラムを整備した。


外見は九九式軽機関銃中期型に酷似しているものの、独自型のフラッシュハイダーの装備や着剣機構、銃床単脚の廃止など、簡単に見分けられるポイントが各所に存在する。


このブレンガン仕様はイギリス両政府合流後も正式装備として使われ、戦後も少なくない数がオリジナルのブレンガン共々NATO弾対応改修を受けて80年代まで使われ続けた。



三式機関銃

日本初の汎用機関銃。

詳細は「汎用機関銃編」にて記載予定。



中期型初期生産仕様

九九式軽機関銃中期型の初期生産仕様

概ね中期型の特徴を備えているが、スコープ装着機能と着剣機能が廃止されたのが特徴。

また使用されている金属も、他の中期型と比べかなり質が落ちている。


残存する5丁すべての個体から、製作は小倉工廠で行われたことが判明している。また当時の製造記録から、少なくとも40丁程が生産された模様。

軍事史家からは、恐らく九九式軽機関銃の量産効率を最大限引き上げようと質を意図的に落とし、どこまでの品質低下が許容できるかを試したのではないかと予想されている。


部隊配備記録がないこと、残存個体は全て陸軍の訓練施設から回収された事実から、生産された個体は実践に投入されなかったと考えられている。



以下試作に終わったもの


試製一式機関銃

前述した三式機関銃のプロトタイプに相当。

製造メーカーの違いにより、三種類が存在。

詳細は「汎用機関銃編」にて記載予定。



試製三式空挺軽機関銃

九九式軽機関銃の銃床を蝶番を用いて折りたたみ式にしたもの。

銃床は木製ではなくアルミ製となっており、内部に重心調整用の重りが入っている。(重りは移動不能)

空挺降下時に携帯できることを目的に開発されたが、重量や銃の大きさなど不都合な点が多く、結局従来通り武器コンテナや、グライダーに内蔵する形で携行する事が決まり、不採用となる。




・オプション装備

九九式軽機関銃は本来、それ単独での運用を考えられており、他の装備は用意されなかった。

しかし戦局の拡大と、それに伴う前線からの要望に伴い、様々な装備がオプションとして用意された。

それらを1つずつ紹介する。


車載用銃架

1941年頃に登場。九六式軽機関銃での使用も可能。

ターレットリングに本銃架を載せた後、二脚を外した九九式軽機関銃を銃架の上に載せ、二脚を固定するためのネジ穴に合わせ固定し、使用する。

主に装甲車や自走砲などで使用された他、各部隊が独自のターレットリングを作って非装甲車両に載せ、主に九六式軽機関銃を用いて簡易的な銃座とした。



三脚

前述した三式機関銃のものを流用した。

使用するためには、三脚改造対応を施した九九式軽機関銃中期型以降が必要(後期型は最初から対応済)

三式機関銃用に配備が優先されたため、九九式軽機関銃での使用例は極稀。



背負い革

1942年頃に採用。

九九式軽機関銃を背負ったり、腰だめ撃ちするための背負い革。背負金具追加改修を行えば九六式軽機関銃にも使用可能。

元々はブレンガン仕様用の装備だったが、後に日本陸軍向けの九九式軽機関銃にも装備された。

実際の運用では前述した用途の他、歩哨任務などで九九式軽機関銃を前側に背負ってすぐ撃てるようにするなど、様々な用途で使われた。


銃口覆

銃口を覆う金属製の蓋。九六式軽機関銃の初期型にも同様の装備があったものの、生産簡略化のため廃止された。

しかし上陸作戦の増加により、九九式軽機関銃の口径に合わせる形で復活した。

装着する際は、フラッシュハイダーを外さなければならないという欠点がある。


雨水や海水、砂などの異物侵入を防ぐ他、本土の訓練の際は未装填、非射撃時の目印としても使われた。

銃口覆自体は薄い金属で作られてるため、緊急時は銃口覆をしたままでも発射可能。

非常に薄く作られてるため良く破損したが、破損を前提とした設計でかなりの量が生産されていたため、訓練の際に壊しても怒られない数少ない部品としてありがたがられたという逸話がある。

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