二人の昼食会
圭子は空を見上げる。
こんな気持ちの良い日は屋上でお弁当♪
そこにやってきたのは……。
昼休み。
圭子は学校の屋上で空を見上げていた。
晴れ渡る空。青くてどこまでも吸い込まれそう。
「さて、お食事にしますか」
屋上で食べるお弁当は最高なの。
その時不意に、扉が開く音がした。
誰……?
「となり、よろしいかしら?」
気付けば圭子の隣に一子が腰を下ろしていた。
あぁ、びっくりした。
「勿論、だよ」
こうして二人の昼食会が始まった。
「これ貴女が作ったの?」
「うん、一子ちゃんも食べる?」
「ええ、このお肉を頂こうかしら」
一子の箸が圭子のお弁当箱に絡む。
ドキドキするよ、一子ちゃん。
そんな気も知らずに自分のお弁当の上にお肉を乗せる一子。そして口に運ぶ。
「美味しい……」
「そう? それなら良かった」
もうダメ、このままだと溶けてしまいそう……
その時お昼休み五分前を告げる校内放送が流れた。
「行こっか」
「ええ、本当に美味しかったわ、また一緒に……お食事出来るかしら……?」
「勿論よ~」
この上ない幸せな時間。いつまでもこうしていたいな。
そして、二人はそれぞれの教室へ帰っていった。
なんとなく書き散らかしました。
後悔はしてません……!