表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/27

プロローグ

 俺は富士山の噴火に巻き込まれ噴石の直撃を受けて死んだ。

 いや、死んだ筈だった。


『ここは何処だ?』


 意識が戻ったのは薄暗い部屋。

 石造りの四角い部屋だ。

 とても人が住むようには見えない。


『あんな傷で助かる筈はないんだが…』


 俺は胸に空いた大穴を思い出す。

 不思議と痛みは感じなかった。

 ただ、急激に寒くなってそのまま意識がなくなった。


『もしかして生まれ変わった?死後の世界って線もあり得るか…』


 とりあえず情報を集めないと意味わからん。

 俺は身動ぎしようとしてピクリとも動けないことに気付いた。


『マジかよ…』


 やっぱ無事な訳ないか。

 そうすると誰かの助けが必要なんだけど、どう見ても誰もいない。


 俺は視線をあちこちに飛ばし少しでも状況を確認しようと辺りを見回す。

 まず目についたのは足下?にあったTHE宝箱的何か。

 薄暗いせいでよく見えないが、細かい装飾が施されていてかなり豪華だ。

 その他にも剣やら槍やら人形?なんかも置いてある。

 これから連想するものといえば…


『宝物庫か?』


 じゃあ俺って何?

 自身の身体を見下ろす。

 そういや俺って立ってるな。


『うん、体的なものはある。手らしきもの足らしきものもあるな』


 でも鎧みたいなのを来ている。

 いや、現実逃避はよそう。

 鎧が俺で俺は鎧。


『鎧に生まれ変わるってありなのかよ!!!』


 俺は絶叫した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ