ネゲントロピーの崩壊
神や仏を信じるかどうかは人それぞれであるが、いないとは言い切れないと思うのだ。
生き物を超えた高次の存在。
そんな存在がいてもいい。
たとえ存在しなくとも、人の心にあるのであれば、それは神やら仏なのかもしれない。
そんなスピリチュアルなことを考えているのも、自分が神的体験をしてしまったが故のことであるが、まぁその経緯を綴っていこうかと思うのだ。
はたから見れば間違いなく頭の狂った変態野郎にしか考えられないのは自明の理ではあるが。
さて、話を戻そう。
これは凡そ自叙伝である。
ファンタジーと思って読んだらガッカリすること請け合いだ。
ただ一般的に言う自叙伝と違うのは、自歴を追うのは私だけではないということ。
私だけではない「私」の物語。
人には過去世が存在する。
輪廻転生、魂も流転する。
私には色濃い過去世が3つ。
現世での追体験を経て、呼び起こされた過去世は私の人格に宿った。
今や私は四人以上の人格を持つ、多重人格者である。
これから追っていく過去は四つ。
私は、現世に生きる。
僕は、維新時代の立役者となった。
あたしは、聖母の演者だった。
俺は、大切な島と妹を命がけで守っていた。