プロローグ
初投稿作品です、よろしくおねがいします。
表現に稚拙感及び既視感を感じられるかもしれませんが(9割9分確定)、そこは皆様のご慈悲を。
強くなったら、少しは認めてくれるだろうか?
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西暦2023年。
日本における「南海トラフ地震」を皮切りに世界各地で地震が多発。
後世において「裁きの7年」と記されることとなるそれによって、世界各国と同様に日本も大規模な地割れなどの甚大な被害に見舞われた。
北海道、東北
関東、関西
四国・九州
の3島に国土が分裂し、国家としての体をなさなくなったのである。
それから7年後の2030年。地球は「小規模氷河期」に入り、運よく地震を生き延びられた人類も凍てついた大地で徐々に死に絶えていった。
そんな中で社会が維持出来るわけもなく、経済も政治も、高度な文明も崩壊。
世界が初期化した。
「裁きの7年」から1000年後の3013年、人類による血の滲むような努力によって文明水準が21世紀並に回復するも、過去の惨劇と祖先がもたらした安寧の有難みを忘れた者たちによって治安は悪化の一途を辿っていた。
生きるためには他人を殺すことさえ厭わず、時には肉親さえ切り捨てる。盗みや暴行は当たり前。
そんなまさに世紀末のような社会を立て直すべく、過行く時の中で再興した日本政府は、ある日突然「ディストリクト制度」とよばれる超階級至上主義社会を導入。国民一人一人の価値を測定して階級別に隔離するというそれには0~6の7つのランクがあり、それぞれ決めた場所に住まわせ、電磁バリアで許可なく行き来をできなくすることによってテロや誘拐、殺人や強姦などの抑止力とし、治安を維持しようというものだった。
そしてディストリクト制度成立から約100年後の3123年に時を移す。
治安が回復したことによって急速に文明復興が進み、オート化・機械化が加速した世界。その他の分野についても「裁きの7年」以来地道に構想され続けていた再生医療や、AI技術などが飛躍的に進化していた。
ここまでの話からするとディストリクト制度とAIの進化という2つの要因は文明水準の発展に貢献した英雄のようにとらわれがちだが、その反面残酷なまでの実力評価型社会となっってしまった――。
その中でもディストリクト制度の中の頂点、ディストリクト1にある『私立清蓮学園』がこの話の舞台である。
正確に言えば、
――全国模試を行えば、トップランクは清蓮学園の文字で埋め尽くされ、部活動の大会に出ればれば毎回の如く優勝旗を持ち帰る。入学しただけで将来安泰とまで言われる、選ばれし者のみが集う至高の学園――
の中に秘密裏に存在する組織、『学園SP 』が物語の最たる主人公である。
そんな
構成、メンバー
など全てが謎に包まれており、その存在を知る人間ですら学園に一握りしかいない謎の集団――『学園SP』が唯一表舞台に出てきた3年間に関する文献を収集及び編集したのが本書である。
更新が鈍足になるとは思いますが、完結目指して頑張ります。
よろしくおねがいします<m(__)m>
p.s.
作者はメンタルがウズラの卵より弱いです。ソフティーなコミュニケーションをよろしくお願いします。