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一握の砂は容易くも

 墨を入れられた背中の痛みは、徐々に引いていった。

 あれ以来、飼い主たちは姿を一度も見せていない。

 夜空を見て寝床に戻ってすぐ、俺は発熱した。そのせいで動けなくなり、白に看病してもらっていたこと以外あまり覚えていないから、もしかしたら知らない間に来ていたのかもしれない。しかし、意識がはっきりして以降の記憶は確実であるし、俺を見舞う白の様子がおかしいといったようなこともなかったから、恐らく訪問はなかった、のだと思う。

 何らかの仕事を俺にさせるため、こんなものを刻んだのだろう。白にそう言われて、俺自身も気を張っていたのに、何処か肩透かしを食らった気分だった。あの男の思い通りにされるなんて御免であるが。

 白と二人で過ごす、ぬるま湯のように穏やかな温度を帯びた日々が、しばらく続いた。

「白、白、あれは何だ?」

「うん? ああ……雪だ。雨が凍っているんだよ。もう冬だね」

「ゆき……」

 天から雫が落ちてくるのは雨。それが凍ったものが雪。

「じゃあ、白。空から固まった氷が降ってくることがあるだろ? あれは何ていうんだ?」

「ああ、それは(あられ)だね。当たると怪我をすることもあるから、降ってきたときには気を付けるんだよ」

 すぐに消えてしまう柔らかい雪は、泡雪。雪と雨が混じるものは(みぞれ)。突然に降る雨は驟雨(しゅうう)俄雨(にわかあめ)。轟音と共に空を走る光の筋は、(いかずち)

 今までただの現象でしかなかったもの、抽象的な存在でしかなかったものに、ひとつひとつ名前が付けられていく。白から教えられる言葉は、どれも耳に心地よかった。

 あれは何、これはどういう名前があるの、と飽きることなく尋ねる俺に、白はいつまでも付き合ってくれたから。尋ね続けて眠気が訪れ、その腕に抱かれたまま眠ることも少なくなかった。

 目を開けると薄明るくて、昨夜もまた白と話すうちにいつの間にか寝てしまっていたらしいと気づく。

「……白?」

 冬特有の、澄んだ空気。冷たさが喉を伝っていき、軽く咳き込む。

 身震いしつつも火鉢の方に寄っていって、小さく息をついた。

 だが白の姿は見えない。気配も感じられない。彼は時折、こうして姿を消した。 尋ねたことはなかったけれど、何となく分かる。それこそ、『何らかの仕事』をさせられているのだと思う。いつも朝方になって、明らかに疲弊した様子で姿を現すから。

 俺は、白の居ない夜には不安で眠れなくて、ずっと彼の帰りを待っていた。すると、白はその疲れた様相のまま、真っ先に俺のところに来てくれる。そして両手で挟むようにして頬に触れ、抱きしめてくるのだ。

 まるで俺の存在を確かめることで、自分の中の何かを押し込めようとしているかのよう。白がちゃんと今俺の目の前にいるということを証明してくれているから、その少しひやりとした手の感覚が俺はとても好きだった。

 火鉢の傍で膝を折って座り、少しの空気の揺れさえ逃がさないよう、感覚を研ぎ澄ませる。いつ白が戻ってきても迎えられるように。

 だけどなかなか戻ってくる様子はなく、時間だけが無為に過ぎていった。薄明りに包まれていた世界はそのうち完全に光に包まれ、やがて今度は薄暗くなっていく。

 それだけの時が経過しても、白は戻ってこなかった。じっと待つことしか俺にはできなくて、膝を抱きしめる手に力を籠める。

 設えられた生簀の水面を眺めていると、土間の方から物音がした。戸が開く音だ。誰かが入ってきたのである。

 しかし白ではない。平生の彼は足音などほとんど立てず、水の流れのように静かな歩き方をする。今聞こえてくるものは、もっと粗雑で、聞いている者の快不快など思いやりもしない足音だった。

 そういう人物の心当たりなら山ほどある。無駄だと分かっていても思わず後ずさりするのは、もはや恐怖が芯までしっかりと刻み込まれているからなのかもしれなかった。

「久しいな、十号」

 姿を見せた人物は予想通りで、俺はぐっと唇を引き結んだ。

 その様子が興を引いたのだろうか。飼い主は喉を鳴らして笑い、距離を詰めてくる。

 反射でまた後ろに下がると、背中が勢いよく壁に衝突した。これ以上は逃げられない。考えが頭をよぎってしまうと、恐怖が一瞬にして体を芯まで支配し、寒さとはまた別種の震えを起こさせる。

「震えているのか」

 くつくつと喉を鳴らす目前の男に、一瞬にして憎悪の炎が更に激しく燃え盛った。

 誰がそうさせている。誰が俺の心に恐怖を植え付け、生きることを投げ出したくなるほどの苦痛を強い、あまつさえ何もかもの自由を奪い取るような印を刻んだのか。

「来い」

 睨みつける俺などいつも通り歯牙にもかけない様子で、ただ放たれた一言。訳が分からず目を瞬かせると、いつぞやこの離れに押し込まれた時に俺を引きずっていた従者がこちらに寄ってくる。あの時とは違い、折れるのではないかというぐらいに強い力で腕を掴んでくる。

 反射的に抵抗しようとすると、飼い主が耳元で囁く。

「延々と激痛の責め苦に遭うか?」

 勢いよく顔を上げると、憎い男は口角を歪めていた。それはそれは楽しそうに。

 この男の言うことが冗談であるはずがない。やると言ったらやる。それこそ俺が気絶しようとも、止むことのない痛みを与えてくるのだろう。

 唇を引き結んだままゆっくりと立ち上がると、従者が俺の両手を後ろ手で一(まと)めにする。戒めとなったのは柔らかい布であったため痛みはさほどないが、うっかりすれば転びそうで怖い。従者に連れられるまま、俺は体の平衡を保つために慎重に歩みを進めた。

 飼い主たちは外へと向かっていく。明らかに空気が冷えているだろう。寒さに弱い俺は身を竦めるも、従者に強く背を押され、強制的に連れ出された。

 空気や地面の冷たさのために、みるみる体温が奪われていくのを感じる。

 蔵に連れ戻されるのか。それを想像すると、体の内側からも温度が失われていくかのようだった。

 しかしその予想は外れ、行き先はどうやら飼い主の暮らす屋敷であるらしいと分かった。未だかつて一度も足を踏み入れたことがない場所だ。同じ敷地内にあっても、俺たちのような『奴隷』側の者の住まいとは一線を画すのは場所だろう。

 それなのに、俺を引き入れるのは何故なのか。

 飼い主は戸惑う俺を面白がっているような雰囲気だ。この様子だと、どういうつもりなのかは教えるつもりがないらしい。

 こんな男の興を買っているのも癪で、じっと足元だけを見て歩く。屋敷の(ろう)の床板は、当然のようにひやりとしていた。

 やがて辿り着いた一室。その中へ、やはり背を押されて入れられる。覚悟がある程度できていたため、少し体勢は崩したが転ばずには済んだ。

 俺以外には人の形をした者の姿も見えず、がらんとしている。

 部屋の奥には、目隠しなのか間仕切りなのか、台に二本の柱が立ち、そこに渡された横木から帳が垂れているものが置いてあった。そういえばあれは『几帳』というのだった。いつだか白が教えてくれたことを思い出すも、目立ったものと言えばそれぐらいである。

 怪訝に思い飼い主を振り返ると、すでにその姿はない。数人いた従者たちもほとんどが姿を消していた。

「そこに座っていろ」

 ただ、俺を連れてきた従者だけは残っていて、蔑む目で見下ろしてくる。檻から連れ出したあの日と同じように。

 手が使えないことで苦労しつつも、俺は無言でその場に腰を下ろす。逆らったところで自分に利がひとつもないことは、経験上で嫌というほど知っている。

 だからそこでじっとしていると、少しして声と足音が聞こえてきた。

「冷える中をわざわざ足をお運びいただいて申し訳ありません」

「よい、よい。早う見せよと申したのはこちらだ」

 片方はよく知った飼い主の声。もう片方は、知らない。しかし一瞬にして背中を冷や汗が流れていく。

 きっとこれは本能の警告。逃げ出したくて立ち上がろうとしても体が動かない。

 足音と、明かりがどんどんと近づいてくる。逃げなければと頭では思うのに、重しをいくつも取り付けられているが如く体が重く、這うことさえできない。

 従者が部屋の入口から避けるようにしつつ低頭している。外から(ほの)かに射し込んでいた月の光が遮られた。

 室内が薄暗いため、顔はよく見えない。だが、現れた人間が男であることは分かる。飼い主の着物も上等だと思っていたが、この男のものは彼の比ではなかった。つまり、相当に裕福な者なのだろうと予測がつく。

 いつであったか、白が言っていた。妖怪は妖力の強さによって階級をつける。それと同じように人間は財によって階級をつけるのだと。敬われる存在になればなるほど豊かな暮らしをしており、この家で一番裕福な存在である飼い主は、だからこそ偉ぶってみせているのだと。

「気に入っていただけそうですか」

「そうだな……名は何と?」

「葉菊、と」

 その飼い主が慇懃な態度で、これほど丁重にもてなす相手。つまり飼い主よりも偉い人間ということになる。

 その名を呼んでいいのは白だけだ。食って掛かろうとしたところで、一歩、男がこちらに向かってくる。

「葉菊、か。名もよいが、美しい目をしておる。人間では有り得ぬ色だ……」

 その何処か恍惚とした物言いには、よく分からない不気味な色を感じ取る。

 恐怖より生存本能が勝ったらしい。今の今まで指一本でさえ動かせないほどに硬直していたのに、逃げ出そうと足が動いていた。

「ぅあ……ッ!」

 だが途端に全身を激痛が走り抜け、その場に倒れ込むようにして突っ伏した。

 最初は何が何だかわからなかった。ただ、痛みを全身に広げていく源泉のような場所があると気づく。

 そう。それは、ちょうど先日入れられた刺青の辺りだった。

 反射的に飼い主を見ると、無様に這いつくばる俺を眺め、口角を歪めて(わら)っている。

 この時に悟った。この痛みも、見えない縄で縛り付けられたかのようだったあの状態も、刺青の(シュ)の効果なのだと。

 動かない体に戸惑いながらも、体の奥底から湧き出してくる恐怖を自覚していた。(シュ)などには思いも及ばず、そのために動けないものと思い込んでいた。

 けれど、違った。

 飼い主は、無理矢理にでも俺をこの場に留めようとしている。

 ぜいぜいと肩で呼吸をしていると、男が俺を抱え上げた。距離が一気に詰まり、今まで見えなかった顔を確かめられるほどの近さになる。

 男は、野生的な荒削りの麗しさを湛えた顔つきをしていた。白のように静謐で(たお)やかな、整えられた美しさとはまた違う。もっと俗で、下卑ているのと紙一重の――けれども生に満ち満ちている、妙な魅力を持った蠱惑的な美だった。

 白よりも、この男の美しさを手に入れたいと思う者もいるのかもしれない。

 でも俺は白がよかった。白の静かな、傍にいるだけで凪いでいくような、静かな美しさがよかった。

 白。絞り出したいのに、声が出ない。

 離せ、というそのたった一言が言えず、ただ唇を震わせる俺。その頬に、男のやけに熱い手が触れた。白の肌のひやりとした温度に慣れ過ぎていた俺は、大げさに肩を跳ねさせる。

「……()いな。水底を写し取ったかのような瞳だ」

 男の指が顔の輪郭をなぞり、顎を伝い、そして首筋をなぞっていく。

 妙な感覚がする。触れられた箇所が粟立った。

「例のものは私の従者が持ってきている。受け取っておけ」

 男は飼い主の方を振り返って言いながら、俺を抱え上げたまま几帳の方へと足を進めていく。

 この男は何を言っている? 飼い主は何故満足そうに笑っている?

「承知いたしました。ごゆっくり」

 言い残されたその言葉は何?

 男はそれには特に言葉を返さずに飼い主から明かりを受け取ると、今まで几帳で目隠しされていた向こう側へと一直線に向かう。

 何があるのかと思えば、畳をはじめとした寝具だった。それが何を意味するのか理解できずにいる間に、男は畳の上に俺を降ろして両手の拘束を解いている。手は自由になったのに、刺青の(シュ)によって妖力が極端に制限されているからか、上手く動けない。相変わらず痛みが残っていることも大きい。

「なに、なにを……」

 傍に腰を下ろした男から距離を取るように後じさりする。飼い主たちの気まぐれのようなもので生かされたが、俺はとうとうこの男に殺されるのか?

 そんな疑問が表情に出ていたのだろうか。男はくつくつと喉を鳴らして笑った。

「其方のような見目美しきものを殺しはせん」

 言葉の調子から、嘘ではなさそうであると何となく察する。

 では一体何を。声を振り絞ろうとしたところで、世界が回転した。

「……ッ!?」

 畳に体が打ち付けられる感覚に息を呑む。続いて、男が覆い被さってきたのか、視界に濃い影が差す。

 目を凝らすようにすると、男が笑っていた。

 その笑みには見覚えがある。飼い主がいつも俺に向ける笑みと同じ。見下し、蔑み、踏みにじろうとする者の笑顔だった。

「ひっ――!!」

 逃れようと畳の目に爪を立てたが、その手を男が掴んで抑え込む。握られる痛みに気を取られて視線を手首へと向けた瞬間、口に何かが触れてきた。

「ぐ、ンン……ッ」

 生ぬるい温度。唇をなぞってくるぬるりとした感触。『それ』が男の唇、舌だと理解するまでに、さほどの時間は要さなかった。

 何故。何故。何故。混乱しながらも引き剥がそうとしたが、人間の子供とたいして変わらないほどに落ち込んでいるだろう今の俺の腕力では、男の力には敵わなかった。抵抗の総てを封じられ、どうにか息を吸い込もうと開いた唇の隙間から舌が捩じ込まれた。

「は、……っ、う、」

 最初は呻くようにしながらもがいていたけれど、そのうちますます体から力が抜けていく。頭がぼーっとする。長い口づけの間、どちらのものともつかない唾液が顎を伝い落ちていった。

 しばらくしてようやく離されたが、俺は抵抗の力も失せていた。

 肩で息をする俺に目を細めて笑いながら、男の手がまた首筋を撫でた。過敏に反応する様子にまたも笑ったのに気づく、その瞬間。

 首筋にあった手が着物の合わせの中に潜り込んできた。

「――っ、なッ!?」

 肌を撫でられながら、空いている手が合わせを大きく開いて着物を乱す。異常な状態であることはいくらなんでも分かった。ますます混乱した頭が真っ白になる。

 意識の外で腰帯が解かれていたらしい。全身を冷たさが包んだことでようやく気づく。

「は、離せ!! どけよ!!」

 全身を支配する倦怠感なんて関係ない。今此処で逃げられなければ大変なことになる。警鐘を鳴らす本能のままに両手と両足を暴れさせた。

 だけどやはり男は動じずにそんな俺を押さえ込んで、楽しそうに笑っている。

「其方はあの男の商品だろう。今夜一晩、私に売られたのだ」

 何を言われているのか理解できない。大きく目を見張って瞳を揺らがせる俺に、今度は憐れむような笑みを見せる。

「妖だろうと子供は子供か。そこが愛いものだがな」

 だからといって手加減をしてやるつもりはないがな、という台詞の意味が理解できない。胸元を、脇腹を、太腿を撫でるその手が気持ち悪くてたまらない。

「人間の子供と違ってそうそう簡単に死にはしない上、見目がよいから高い金を支払ったのだ」

 分からないのに理解を強いられる。決して死にはしなくとも、これからの俺はきっと、死んだ方がましだと思うのだろうと。檻の中で日々を過ごしていた頃と同じように。

「存分に楽しませろ」

 深まった笑みが向けられる、それが合図。

 男の唇が、手が、そこかしこに触れる。這い回る。決して暴かれたくないところを暴かれる。畳の上をもがき、擦れた部分に傷が出来る。無理な態勢を取らされ、筋が痛み骨が軋んで、全身が悲鳴を上げる。

「ああァ、あ、ぐ、ぅ」

 枯れかかった喉から漏れ出るケダモノのような声でさえ、男は愛おしそうに聞き入っていた。

「ぐっ…………ふ、う、あぁ――ぅアァ、い、たい、痛、アアァ!!」

 全身を貫かれたかのような激痛に絶叫を漏らし、突き上げて揺さぶられれば酸素を求め、ずっと開きっ放しの口から流れていく液体。その一滴すら残すまいとするように、男の舌が舐め取っていく。

 夜空に煌いていた月が落ち、空が白むまで。男は幾度も俺に伸し掛かり、思うがままに揺さぶった。洗脳するように繰り返しながら。

 これから先、自分のことは『(あるじ)様』と呼べ。お前のことは私が飼ってやる。そうすればこの屋敷の中では、他の者たちと比べればずっといい暮らしを続けられる。

 苦痛から逃れたいがため、その総てに俺はただ頷き続けた。それがどういう意味かも知らないで。これが檻の中とはまた違った生き地獄の始まりであることにも気づくことができないまま。

 だけど知っていたところで、気づいたところで、この時の俺に何ができたのか。

 何の力もなく、いくら屈辱に塗れようと、ただ組み敷かれているままになっているしかなかった俺に。

 懸命に白を思い描いて耐えようとするのに、男の感触が頭を塗り潰していく。白の声も、手の温度も、遠くなっていく。教えられた言葉の数々さえ、『主様』に植え付けられる言辞のせいで溶け落ちる。

 男が俺を抱えるようにして眠りに落ち、俺を開放したのは、日ももうかなり高くなった頃だった。

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