現在 2
遅くなりましたm(__)m
少し時間が開いておりますので、おかしな点があるかもしれませんが、気にしないでいただけるとありがたいです。
「父から連絡をもらっている、解る範囲と話せる範囲になるけど‥‥‥‥」
と前置きをして兄が話し始めた。
モンスタービート発生直後、会議の5年前から資料作成で下準備を始め、マルナ領地の扱いに唖然とした2年前に対策を練り始め、ゴアナ国から離脱を決意した4か月前には、既にマルナ領地や領政などについて、各地の代表者とも話し合っていたので、マルナ領地は混乱が起こることなくすんなり事が進んだとのこと。
ただ、会議後、ゴアナ国を転覆させてしまう事態にはなるので、懇意にしている貴族の方々へはうっすらと根回しはしてあるそうです。
ゴアナ国から攻め入られる覚悟があったから、各地の町村では、準備万端で連絡を待っていたそうで。
王都(通話機)➡主要な町(早馬)➡大きめの村(早馬)➡小さめの村
という感じで一斉に各地に命令が飛ぶよう仕度済だったそうです。
(会議終了後)
即主要町に以前から練り上げていた、領地防衛案や国境警備案などを実行する事を通話機で通達。
それを各地の代表者が町民村民に発表。計画案として4ヶ月も前から準備してたらしいので、特に揉めることなくすんなり了承。
ついでに他国との国交契約も話す。
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(会議終了1日後)
王城では、父がゴアナ国との負債支払&国交契約について会議し(他国とは既に締結済)、兄が特務団員に事情を説明して、マルナ領地勤務希望者は王都のバルフェ家に集合。
隊長クラスには、領地防衛案や国境警備案を話し 団員の割り振りや指揮をしてもらい、旅の準備を進める。
特務団は待機組と出発組に別れ、第一弾出発組は、各地の国境警備に配属される団員ごとに隊を別けて、それぞれ最短の道を行く。
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(会議終了2日後・旅の1日目)
兄、王都の邸宅に戻る。
第二弾の特務団出発組とともに、私達も出発。
道中ゴアナ国側の動きを探るため、幾つかの5人組の騎馬隊を警戒に当たらせる。
この5人組には、懇意にしていた他領地へもお使いに行かせる。
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(会議終了から3日後・旅の2日目)
連絡から3日程で、各地に第一弾(特務団)出発組が到着。
むしろ思ったよりも速かった特務団の人たちの対応に担当町村は右往左往。
各地から配備完了報告のついでに質問なども交えて、ひっきりなしに通話機で会話。
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(会議終了から4日後・旅の3日目)
マルナ領地内に入ってから、通りすがりにある町村をさらっと視察&休憩。
第二弾(特務団)出発組が各地に到着。
各地と通話機でひっきりなしに会話。
そのうち、魔石の魔力が無くなり通話機の予備も無くなる。
各地から報告・質問のための早馬が出される。
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(会議終了から5日後・旅の4日目・家到着1日目)
マルナ領地のバルフェ家に夕刻到着。
各地から続々早馬が到着。
国交契約や国境警備などの書類作成&会議。
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(会議終了から6日後~・家到着2日目~)
時間差で各地からまだまだ早馬が続々到着。即 会議。
特務部隊の管理等についての会議。
領政の変更について、会議。
領法の修正・変更ついても、会議。
最短砦にいる特務部隊の視察。
などなど。
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(会議終了から12日後・家到着7日目)
今、ここ。
父は、王都でずっと会議ざんまい&決定事項などの報告や命令をちょくちょく連絡してきてたそうで。
4か月前から領地各地で準備してたんだ‥‥‥。
知らなかったよ‥‥‥。
準備って大切なんだなと心から思いましたよ。
そして、皆さん、ほんっとうに会議お疲れさまです。
「マルナ領地の現状・領政の変更点」については、
・各地とも攻められてもいいように、臨戦態勢。
・国境付近にある避難用砦に特務団を配備(約10ヶ所)
・砦間の村へも特務団配備
・領民に混乱はなく、冷静
・法律は「アマルナ国」から続いているマルナ領独自のもので変わりなし。むしろゴアナ国との擦り合わせが無い分、スッキリする
・国境警備、特務部隊、出入国などの 新部門の執務を担う人手が足りない
・支出が減少し、財政は豊かになる
・国交契約の周知
・しばらくは入国制限をかける
など、良い点悪い点があり、屋敷での会議も、各地の国境警備について話し合った時間が一番長かったらしい。
ぶっちゃけ、領政するにはいい環境になったけど、人手が足りない状態で、領地の周りが少し物騒になりそうとのこと。
「負債の取り立てについて」は、どうやら父も支払われない可能性を考えたそうで、
・特務団の支給品や装備
・魔道具や食料品
を返済に当てても良いとし、既に特務団関連の物は精算され始めているとのこと。
だから、みんな馬や馬具、装備をしたままだったんだ。と、納得。
さすが父!特務部隊の装備をこれから揃えてたら時間がかかるし、ゴアナ国から何かされたら危ないもんね。
魔道具や食料品もゴアナ国内の各地からかき集めれば、結構な金額になるだろうと親切心から返済に当てていいことにしたそうだ。
特に魔道具は、貴族がいっぱい持ってるしね。
会議終了後、他国の前で負債支払交渉が行われたらしいが、
うちそんなに払えません。どうにか慈悲を。(ゴアナ国)
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バカ言うな!さっさと算段しろ!(他国)
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これなら払えるだろう!その代わり、先払いをしてもらおうか。(マルナ領地)
という、バカなやり取りがまたもや繰り広げられ、
負債は、1900年分だと多大な金額になりすぎて返済の目処がつかなくなるので、妥協案として条約締結からの200年分になったそうだ。
「恩」の考え方がゴアナ国は壊滅的なので、だったら契約としてはっきりと明記されてからの換算としたらしい。
どうせならマルナ領地がゴアナ国を取り込んで、「マルナ国」になったらいいんじゃないかと話も出たらしいが、面倒臭いしこんな国要らないと父拒否。
各国は、1900年分を強く推していたが、払えないような金額だったら払わないだろうから‥‥‥と、払えるギリギリを計算して請求。
ただ、各国への賠償金は別らしいですけど。
王城の宝物庫を空けて、王族貴族の財産を3/4くらい徴収したらイケるらしい。
ただ、モンスタービート討伐に積極的な領地もあったため、不公平にならないように、各領地別に、討伐不参加の領地ほど負債額が多くなる採算見積をゴアナ国側に提出したそうだ。
うん、マルナ領に隣接してる、友達のカミルがいるフール領は、特に討伐参加に力を入れてくれて協力的だったから、そんなとこからお金を搾り取るのは許せん。
兄曰く、「理不尽だ」とか「納得いかない」とか言って抵抗する貴族もいるだろうから、もらえるものは先にもらっておく戦法を執るそうです。
で、今のところ、特務団関連・宝物庫半分・処罰貴族の財産、がすぐにマルナ領地に支払われる事が決定されたらしい。
残りは会議で言ってたように、一年かけて払うそうだ。
「モンスタービート対策について」は、
・モンスタービート並びに魔物討伐関連の決定権はマルナ領地
・日程などの魔物管理計画はマルナ領地
・自国の貴族の割り振りや調整はゴアナ国
・委託管理費を国庫から毎年マルナ領へ
・周辺国も委託管理費を毎年直接マルナ領地へ
・(ゴアナ国側の)魔物討伐及びモンスタービート討伐参加の経費は自国持ち
などが決まったそうだ。
貴族の魔物討伐が正しく行われるか怪しいと父も他国も不信感を抱いていて、3大国から監視員派遣の提案があるそうだが、ゴアナ国内が混乱するためどうなるか解らないらしい。
国として機能しなければ、有象無象の集団に成り果て役に立たないそうだ。
この混乱を利用して国から逃げることもできれば、新たな組織を作ることも出来るので、果たしてゴアナ国の貴族たちはどっちかな?と兄が黒い微笑みを浮かべてます。
その「新たな組織」というのが厄介の種になりかねない。
「新たな組織」がゴアナ国の未来のキーになるので、他国の皆さんが色々と考えて牽制されているそうだ。
熊本地震の終息、そして復興を心から願っています。
熊本の震源地に居た親と親戚を、この週末に夜通し車を走らせ、拉致って来ました。
家が半壊、全壊と被害が大きかったようですが、命が助かっただけでも有り難いことだと涙しております。
まだまだ余震が続き、油断できない状況ではありますが、地震に遭われた皆さんやボランティアの皆さんが、どうか体調を崩されませんように‥‥‥




