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少女期 10

読んでいただきありがとうございます。

ブックマーク件数に(゜〇゜;)となっている今日この頃・・・

 さて、王城を出てから一日たちました。王都の邸宅で、父と兄を待っております。

 父の退職やら、国交契約やらで遅くなってるんでしょう。後見の他国の皆さんも きっと話し合いに参加されていることでしょう。くわばらくわばら。


 父と兄は、いつ帰って来ることやら・・・




 邸宅に特務団の方々が続々と集結されております。どうやら、会議の話を聞いて マルナ領に一緒に帰る!という方々のようです。邸宅が人でギュウギュウの状態。人数が集まり次第、順に何十人かの団体で、分かれて帰るようです。


 今なら市井に話がまわってないし、王城の連中は話し合いに引っ張り出されているだろうから、比較的安全に帰れそうとのこと。今のうちにお嬢も帰るか?と誘われ、思案中。



 うん、私の出る幕はもうないから、さっさと領地に引きこもってもいいかな?

 昨日、ニールさんが恐ろしい事言ってたし。

 私もマルナ領に帰る!



 と思っていたら、兄から連絡が。ええ、私特製の人の魔力を使う通話機超魔道具です。兄曰く、明日邸宅に帰るから、小休憩したらそのままマルナ領に帰るとのこと。ついでに執事に代われと言われたので、電話機を執事に・・・渡せないやつだった。縦20センチ横6センチの長方形の電話機を執事の顔へ向けて近づけ、目線で執事にしゃべるように促した。2、3言返事を返して電話終了。そのあと、執事に帰る準備を促されて、部屋へ閉じ込められました。


 うむ、また何かあったのかな?


 気にしてもしょうがないので、素直に愉快な仲間たちと荷物の片付けをしました。余った時間で、王都で買った物の話や新作の魔道具の研究をして時間を潰しました。











 兄が邸宅に帰ってきました。馬車を降りてダッシュでこちらに向かってきます。これ、前も似たような事があったな。



(―――――兄よ、ぎゅうぎゅうするな。潰れる。端から見たらロリコンだぞ。)



 満足したようで、キラキラな美男子の笑顔でやっと放してもらえました。高い高いは免れたけど、私で息抜きをするのは止めていただきたい。内臓が口から出そうになるし、兄の笑顔が眩しくて目が潰れる。このヤンデレ疑惑の腹黒鬼畜め!と心で呟いていると、兄の笑みに黒さが加わった。バレちゃったの?こわっ。額に冷や汗が出そうでしたが、なんとか我慢して、ぎこちない笑顔でしたが、兄に労いを。



「お帰りなさい、お兄様。思ったよりも、早いお帰りですね。小休憩後、すぐに出発ということですが、お疲れではありませんか?」


「ただいま、レミーナ。後は、父たちにお任せしてきた。早くレミーナを領地に連れて帰りたいから、僕だけ先に御暇(おいとま)したんだ。父が居れば話は出来るから。」



 そう言って、客間に向かって歩き始め、お茶をしようと誘われた。



(――――兄よ、なぜ手を繋ぐ。迷子にはならん。)










通話機超―――――人の魔力によって通話可能。通話時間・距離は魔力量に依存する。使用回数は魔石が壊れるまで。(一対になってます)


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