少女期 6
ふぉ?日間ランキング2位!(((((゜゜;)
ありがとうございますm(__)m
本人、必死に書いております・・・適切な表現ではないものがあるかもしれません。スミマセン。
おじいちゃんは、私の顔を見てから、ゴアナ国王の方へ向き直り先程より低重音を響かせて話始めた。
「各国の代表者が集まっている国際的な会議で、一切の詳細を明かさず、議題の返答として『他国の少女に国王様が直接婚約命令を出す』という現場を見せたのは、どういう理由があり、どういう婚約契約内容じゃったのか、説明いただこう。」
おじいちゃん曰く、
・各国に一切の詳細無し ➡ 具体的返答の回避
・具体的返答の発言無し ➡ 国際議会・各国への侮蔑
・幼い少女を会議に呼ぶ ➡ 常識を疑う
・他国の少女を呼びつける ➡ 国際犯罪
・ほぼ強制的に連れてくる ➡ 拉致
・幼い少女に何の説明もしていない ➡ 誘導行為
・他国王からの直接命令 ➡ 政治的干渉
・ゴアナ国側の行動全て ➡ 国際犯罪&極めて不誠実で信用の失墜
とのこと。ゴアナ国王・宰相は顔が土色になって、ガタガタ震えて何も喋ろうとしない。というか、何も言えないのだろう。これで解決すると思ってとった行動が、国際犯罪。しかも、会議出席国全てが証人で、国の国際的信用失墜。
壁際に座ってる貴族の方々もようやく自分達の国がやらかした現状が理解できたのか、顔面蒼白者や土色の顔になっている人が沢山。その中で、軍務団団長と一部の貴族が赤い顔をしているのがチラチラと見えるのは気のせいかしら?
そもそも、条約違反が判明後 即座に土下座でも何でもして各国に謝罪すれば良かったのに。一言もそういった事をせずに国としての対応が各国の前での国際犯罪。うん、無能をさらけ出したって感じ。
おじいちゃんや他国の代表者が言及しているが、誰一人として喋ろうとしない。
「沈黙の時間が長いほど、誠実さが無いと判断されるがのぅ。」
呆れ果てて困った様子のおじいちゃんに、兄が見解を述べたいと願い出た。ブラックなオーラを背負って ゴアナ国側の方々を軽蔑の眼差しで見回して言った。
「家族に一言の許可もなくレミーナを連れてきた事、家族に一言の相談もなく婚約話がでている事、家族に一言も婚約契約内容を明言していない事、家族に一言も許可なく婚約決定している事、家族に一言もなく直接レミーナに命令されている事。これらも一緒にご説明下さい。」
(―――――兄、爆薬ブッこんだ!)
私もおじいちゃんもゴアナ国以外の各国の代表者達も、驚愕のあまり一斉に兄と父へ顔を向けた。そして、おじいちゃんをはじめ、各国の代表者達から軽蔑・侮蔑・嫌悪の刺すような眼差しがゴアナ国側に向けられ、会場は極寒の地と化した。
私を含め各国の方々も 流石に家族には婚約についてなにかしら言ってるだろうと思ってた所への、まさかのゴアナ国の独断行動。呆れ果てるのを通り越して、「人のものも自分のもの」的な発想が当たり前の「電波」なのかと、恐怖さえ沸いてくる。関わりたくない。
そんな中、両手を握りしめ、体が小さく震えているおじさんがいた。手から血が流れそうな程きつく握られている手を会議机にバーンッと叩きつけ、眉を吊り上げ瞳孔が開いた顔をゴアナ国側に向け、震える声で言った。
「ゴアナ国は、質問に1つ残らず答えよ。取り繕う答えでもよい。だが、その答えを我々他国が証人として聞いている事、答えた内容がゴアナ国の総意になる事を自覚して答えよ。ただでさえ、会議期間が延びておる。ここにいる各国の代表者達の時間を奪っておるのだ。時間を無駄にするな。もし、答えないなら、客観的視点であなた方の言動から勝手に推測する。」
体も声も震えていたのは、我を忘れそうな程の怒りに感情が爆発しそうになるのを押さえていたんでしょう。他にも怒りのオーラを出している方や、兄に負けないくらいのブラックオーラを出してる方もいて、会場は異様な雰囲気に包まれた。
結局、ゴアナ国側は婚約の理由にも、契約内容にも、兄の質問にも、自分達から答えることはなかった。
怒りで震えていたおじさんが「私はこう考えますからね」と客観的根拠を挙げた推測を即座にゴアナ国王に報告。あまりの解釈には、国王も反応していたが、「訂正するなら客観的根拠を出せ」と追及し、最後の方は「はい ➡ 同意」「沈黙 ➡ 同意と見なされる」「いいえ ➡ (客観的根拠による訂正がなければ)同意と見なされる」の不文律が出来上がった。
おじさん曰く、
・婚約理由は、ゴアナ国を有利にするため。「マルナ領地とゴアナ国の差しで解決する」と他国に見せつつ、娘の言質を取ることで父と兄に強気に出て、ゴアナ国の立場を上位に。王族の一員になる義務を振りかざし、マルナ領地の現状に文句を言わせないようにし、各国にも口を挟まれないようにしたかったと推測。
・契約内容は、ゴアナ国に都合の良いもの。娘の言質を理由に勝手に作り、ゴアナ国の都合の良いことばかりを並べ立てようとしていたと推測。
・家族に一言もなかったのは、阻止されるのを防ぐため。強制的に言質を取り、断れない状況にし、婚約を成立させようとしていたと推測。
だそうです。上手くいくはずない要素ばかりが揃ってますが、ゴアナ国の方々はこれでなんとか凌ごうとしたようです。ある意味スゲエ。マルナ領地が「自国の辺鄙なド田舎のただの領地」という感覚と、「ゴアナ国の権力が上」という自信から実行したのかな?ついでに、私が「はい」と言わずに色々暴露して質問したから丸潰れってところ?
これで私がした、10の質問の内8個の答えも解った。残り2つの質問にも答えてもらいたいなあ。ここにいるのは 呼ばれたから来ただけだし。ついでになんで?を質問したら、座って待てされた。あのイラッと衝撃の鬱憤も晴らしたいし。
「それでは最後に、バルフェ家令嬢の質問に答えてもらおうかの。」
(―――――よしきた!レミーナ、いっきまーす!)
おじいちゃん‥‥白い立派なお髭を蓄えている、ホザ王国の代表者。議長。
父 ファルガ・バルフェ ・・・灰色の髪で紺色の瞳のイケメン細マッチョ。41才
兄 オルコ・バルフェ ・・・灰銀色の髪に紺色の瞳。父母の顔面良いとこ取りイケメン。20才
主 レミーナ・バルフェ ・・・本当は黒目黒髪、上級記憶持ち ➡ 魔術により濃い灰色の髪に濃い紺色の瞳。下級記憶持ち風に。一応きれいな顔立ちだが、髪色と瞳の色が暗いため、平凡に見える。
ブックマーク件数、総合評価、PVの上がり具合に、
ちょっと怖じ気づきました。(;・∀・)
相方に内緒の投稿でしたが(小説を読んでいるのは知ってました)、
アタフタしているのがバレまして、小説の投稿を話しました。
そしたら、相方 間髪入れずに、
「官能?」
大爆笑しました。




