乳幼児期 1
ちょっと少ないです。
三才時――――――――
拙いながらもしゃべれるようになった頃から、あれなに?これなに?の「なになに病」と、どうして?なんで?の「どうなん病」とからかわれるほど質問に明け暮れ、挙げ句の果ては13才の兄の勉強に一緒に参加するようになりました。
もちろん、邪魔はしませんでした。邪魔は。
なにせ、次期領主になるための教育もあったので。私的には大変ありがたい情報満載でラッキーでした。しかも、兄が答えれば復習も兼ねられるということで、父母はもちろん先生にも質問を止められることはなかった・・・はず。
兄もニコニコと笑顔で質問に答えてくれてたし。・・・夜中に兄が勉強してた事を知ったのは、ずいぶん後でしたが・・・。
うちの領地は、
・『魔の森』から取れる素材で結構豊か。
・農地は少なく、各家々で食べる分を作る程度。
・戦闘力の向上に力をいれている。
・他国も『魔の森』の素材を買いに来るため、有名な領地。
のようです。兄には、是非ともこのまま、堅実に領地を治めてもらいたい。
そして、完全に前世の記憶が整理できたのも、この頃でした。名前や年齢などはわからず、学校・会社・趣味などの知識を得ました。ちなみに趣味は、キャンプとネット小説でした。
知識を得ても、見たこともやったこともなく前世での推定結果(頭の中だけで終わってるから)でしかなければ、今の人生では何の役に立たない。やってみなきゃ現実問題わかんないし。
(――――――行動あるのみ!!)
と、気合いを入れて勉強頑張ることにしました。詳しい科学や技術については、ぼんやりとしか思い出せなかったけど、理解力の向上に繋がりました。ありがたやありがたや。




