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生まれたて

初投稿です。やり方がわからず、アワアワしながら操作してます(笑)

どうぞ、よろしくお願いたします。


 0才時―――――



 父ファルガ、母ルーナ、兄オルコのバルフェ辺境伯爵一家の長女として、私、産まれました。この国では超絶珍しい、黒髪・黒目だったので、母が魔法で髪を濃い灰色、瞳を濃い紺色に変化させました。しかも、父母兄の秘密とされ、周囲には、極々一部の信用のある方々にしか知らされなかったみたいです。



  「黒色!!この子美人だし危ないわ!!」

  「なに?!・・・うむ、・・・かわいいのう・・・」

  「あなた!デレている場合ではなくてよ。うちの国・・・・・・で帝国の・・・・・・・」


 産まれて初めて見たのは、灰色の髪で紺色の瞳のイケメン細マッチョと、銀色の髪で黒色の瞳の神秘的な美人の、よくわからない漫ざい・・・話し合いでした。


  「うわー、ちっちゃくてかわいいー。僕、潰さないかな・・・?」


 次に見たのは、美少年のデロデロな笑顔。眩しかった。目がつぶれるかと思った。

 灰銀色の髪に紺色の瞳の兄です。父と母のいいとこ取りの顔面で、イケメン滅びろ!と心の中で叫んだことがあったような・・・。


  そんな父母兄に可愛がられながら、時に珍獣扱いを受けながらすくすくと・・・いや、ぬくぬくと生活してました。


  ほぼ、人任せですが。


 だって、立てない。しゃべれない。しかも、自我はあるものの 前世の記憶と今世の記憶がごちゃごちゃで、意識が飛び飛びだったから。

 前世の記憶を整理し、今世の情報を得るために、ベッドで天井をボンヤリ眺めながら「あうあう」と訳のわからないことを呟いたり、笑顔の大盤振る舞いで「抱っこしたくて堪らない病」に家族を陥らせて家の構造・人物のひととなり・世界情勢などについて見聞きしたりしてました。


 それでわかった事は、


  ・この世界、金銀の光輝く色と 黒など濃い色 を持つ者の魔力が高い。

  ・魔獣がいる。剣と魔法もある。

  ・うちの領地は、強い魔獣が出るため危険度高い。

  ・領民の戦闘力が高い。(⬅自分で身を守る事が重要と悟った!)

  ・うちの家族の顔面美形偏差値が高い。(⬅期待しました!自分の顔!)

  ・うちは二階建てで、大きい家。部屋数も10以上ある。


 など。爵位の順位とか貴族ってなに?という疑問もありましたが、年相応?に少しずつ情報を集めていくことにしました。


 ちなみに、家族は


  ・父――――穏やかで細かいことは気にしない。

  が、筋が通っていない事は好きじゃない。

  戦闘力が高い。主に剣。怒らせると肉体的に・・・

  ・母――――見た目はおっとり美人。が、中身はかなりしたたか。

  魔法が得意で、魔力が結構高い。

  敵対するものには、精神的にも肉体的にも容赦ない、女傑。

  怒らせると・・・・・・ガクブルガクブル

  ・兄――――顔は両親、性格は母似。しかも、母よりも容赦がない。

  敵対しなければ、気にしない。

  怒らせると笑顔で人の傷を抉る・・・・・・いや、もっと・・・



 屋敷の人や周りの領民も、細かいことは気にしない性格ようで。

 なにせ、すぐそばに『魔の森』。人種や身分で生きていく環境の難易度がさほど変わるわけではない領地ですから。お互いにいがみ合うよりも、生きていくために知恵を搾りあう方が大変有意義です。


そんなわけで、領主・領民が仲の良い領地。まぁ、脳筋と呼ばれる人が多いってこと。

 ついでに、獣人が他領よりも多いみたい。屋敷で働いているお兄さんお姉さんの中にもチラホラ耳としっぽがある方がいます。

 これは、触ってくれと言っているようなものと解釈し、子供の特権でモフモフさせてもらうことにしました。





 

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