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幼女期 9

さっくり進めていこうと思ってますが、なかなか難しいです。

気長にお付き合いください。

八才時これで終わりです。

 危なかった。父と兄のブラックオーラに殺られる所でした。屋敷が重い威圧に包まれ、異様な雰囲気になったようで、「魔物の襲撃かっ?!」と勘違いして、威圧感が漏れている私たちがいる部屋に 武器を持った執事や侍女、文官の方々がバタバタと足音をさせて、部屋に慌てて入って来ました。父と兄の様子を見た皆さんは「触るな危険」とばかりに失礼を詫びてさっさと出て行きましたけど。おかげで、父と兄が正気に戻ったので、皆さん、助かりました。






 父と兄は、私が冒険者になるという将来設計から領地にこだわりは無いと考えて、決心をしたようです。威圧を滲ませて苦渋を舐めているような渋い表情で尋ねて来ました。



「レミーナ、我々はこの国の領地として役目を果たしているにも関わらず、国の我が領地への対応は最悪だ。」

「父上と相談して、治外法権の行使と モンスタービート条約の違反指摘をしようと思っているんだ。」

「下手をすれば、ゴアナ国から攻め入られる。もしくは領地を取り上げられる。」

「「レミーナは、どう思う?」」




 いいと思います。ただし、攻め入られるのは領民の皆に迷惑が掛かるので、私たち辺境伯爵一家が責任を取るように仕向けてくださいね。このあたりの事情をちゃんと領民に説明すること。ただ、父と兄はどうなるの?処罰があるの?領民にも?あ、無いの。父と兄や家臣の皆は、領地を追われたらどうするの?心配ない?じゃ、大丈夫。領民がちゃんと生活出来て、領民に迷惑が掛からなければ、心情的に賛成です。多角的な方面から対策を練ってくださいね。父と兄なら、大丈夫だと思うけど。例えば?

  ・ゴアナ国「マルナ領」のままなら、どうするのか

  ・ゴアナ国から「マルナ領」として独立するのか、その後どうするのか

  ・「マルナ領」としてゴアナ国以外の国に取り込んでもらうのか、その後どうするのか

  ・「マルナ領」を出ていかなければならないなら、今後どうするのか

 とかかな?うちは、領地と辺境伯爵家の財政がキッチリ分かれてるから大丈夫だと思うけど、揚げ足をとられるような言動が無いように これから気を付けないといけないですね。ええ、私は私で頑張ります。もちろん、報告や相談もちゃんとします。2人もお手伝いが必要でしたら、いつでも言ってくださいね。




 じゃあ、殺っちゃってください。心残りの無いように、徹底的に。










 兄が帰ってきた途端、忙しくなったうちの領地ですが、私は通常運転です。愉快な仲間たちが出来たので、訓練に趣味に勉強にと 仲間たちと楽しくやってました。なにせ、冒険者になってもいいとお許しが出たし。





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