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幼女期 7

妄想が膨らみ過ぎて長くなりそうです・・・

 私の容姿は現在、母の魔法で濃い灰色の髪・濃い紺色の瞳だけど、本当は超絶珍しい黒髪・黒目。かつ、周りには下級に見せているけど 本当は上級の前世記憶持ち。

 こんなのが周囲に知られたら、魔力量や異世界の知識目的に、監禁➡死ぬまで奴隷扱い もしくは監禁➡崇められる としか思いませんが?


 黒色を気持ち悪いと言い平和ボケしている我がゴアナ国内では、迫害されながら魔力や知識の提供を強要される気がしてなりません。他国では、黒色に嫉妬されるかもしれませんが恐らくほぼチヤホヤされる対象でしょう。そして異世界の知識を持っているオプションもつくと、チヤホヤから崇拝になるやもしれません。

 そして、共通するのが『囲う』こと。独占するために他所に行かないように、監禁するでしょうね。


 要は、どうにか私を利用しようとする輩に狙われまくる未来しかありません。


(―――――こんな将来はイヤだー!!)




 ということを切々と語ると、父と兄は納得しました。確かに、冒険者という職業に就いてしまえば、貴族と冒険者の2つの肩書きが出来るので、容姿や知識がバレても 理由をつけてのらりくらりと逃げることが出来ると。


  魔力、知識の強要―――――冒険者なら他国へ行けばいい

  貴族の義務を出されたら―――――モンスタービートや領民生活には役に立ってる

  他国で囲われそうになる―――――バルフェ辺境伯爵令嬢を出せば、取り返しに行ける


 こんな対策が取れるので、冒険者になってもいいとお許しが出ました。

 そして、このお許しには、他にも理由がありました。それは、




 ―――――ゴアナ国は信用できない






 モンスタービート後の母の爆弾・・・じゃなかった音声レコーダーに残した言葉から、父と兄が調べた「黒色について」「マルナ領について」「国や他領について」「モンスタービートへの対応について」などの情報を 国内と国外で比較したところ、腸が煮えくり返る事実が判明したそうです。


 黒色については、

  ・他の大国よりも周辺の中小国と仲良くしてるからズレだした。(周辺に中小国が集中的にあるからそっちを優先したらしい)

  ・特に、先々代の陛下が小国の姫を王妃にした辺りからあの風潮が囁かれ出したらしい。(モンスタービートを全く知らない王妃が、王の茶金髪をすごく褒め称えて、王が調子に乗ったらしい)

 

 マルナ領については、

  ・200年前よりも領地を減らされている。(モンスタービート対策で討伐部隊維持のためという理由で)

  ・200年前から徐々に給金を減らされている。(国の経済的理由で)

  ・モンスタービート後の復興支援金も徐々に減らされている。(イラルド国では倍以上に、増えているらしい。)


 国については、

  ・モンスタービートの討伐に、特務団以外の団長クラスやそれ以上の役職者の参加がほぼ無い。(仕事や「万が一の死」を理由に)

  ・国からのモンスタービート討伐部隊の人数も徐々に減らされている。(国の防衛・警備を理由に)

  ・モンスタービート討伐参加者への特別報酬が100年前に廃止になっている。(イラルド国では、一年間有効の報酬がある)

  ・モンスタービート後に開かれる4大国会合に陛下や宰相が、100年前から出席していない。(他国は必ず宰相補佐官以上が同席している。)

 

 他領については、

  ・マルナ領に隣接している領地は、討伐隊の派遣はしてくれているが、その他は徐々に減らし、今では派遣すらしない。(イラルド国では、各領地・国からも派遣が必ずあるらしい)

  ・討伐部隊人数にばらつきがあり、年々減少傾向にある領地もある。(イラルド国では、むしろ増加傾向らしい)

  ・遠方になればなるほどモンスタービートへの危機感は薄くなり、マジで軽視している。(イラルド国では、各領地や国の危機感は重く、等しく理解されている)

 

 なとなど。まあ、出てくる出てくる対応の悪さや認識のズレ。うちの国や他領への突っ込み所が満載です。

 しかも、やってはいけないことをやっている自覚が無いそうです。





 ―――――4大国+約10の中小国で結ばれた、200年前の大切な契約を破っていることを




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