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はじめまして

金茶色の髪で 紅の瞳をした男の子に、初めて会ったにもかかわらず、開口一番、


「お前が 婚約者か・・・ぼくの足を引っ張らないようにしろよ」


と、嫌みったらしく捨て台詞を吐かれて さっさとどこかに行かれた、この時のイラッと衝撃(イラッときた衝撃)は中々のものでした。






**********




私は、ゴアナ国のマルナ領主バルフェ辺境伯爵の長女で、レミーナ・バルフェです。

テヨーワという世界に産まれたけど、前世の記憶があって、


(――――もしかして、異世界じゃね?!剣と魔法ですか?!冒険ですか?!)


と、転生に気付いてからウキウキしてました。しかし、現実は厳しかった。


テヨーワには大陸がいくつかあり、そのうちのひとつの円形の大陸に、北東にホザ王国、南東にゴアナ国、南西にイラルド国、北西にラハト帝国の大国4と、大国の間や大陸の海岸付近に中小国25~30があります。

この大陸で特徴的なのが、『魔の森』です。ちらほらと大小の森林地帯が散らばっており、魔物ももちろんいますが、大陸の北と南にある巨大な森林地帯の『魔の森』は、十数年に一度 魔物暴走(モンスタービート)が発生するので、『魔の森』に接している領地はすんげぇ大変なのです。領地の片側がすべて南の『魔の森』に接している我がマルナ領は、戦闘ができなければ生きていけない領地なのです。これを知った時は、


(―――――マジか!!冒険よりも生き残るのに必死になるしかねぇ!!)


と、生存の危機に、ふわふわした冒険への憧れが一気になくなり、生き残れるように全力を尽くす決意を固めました。ええ、ガッツリとしっかりと。しかも、このテヨーワの生活水準は中世っぽいですが、魔法があるためにすごい便利なものがあったりするのに、なぜここに魔法を駆使しないんだ!?という感じで、ちぐはぐな印象の、科学がさほど発達していない、命の価値低い、などの所謂よくある異世界な感じだったのですから。

ちなみに、宗教もあります。ただ、汚職にまみれて とか、俗物的な ということはなく、ヨーワ教の一神教しかないにもかかわらず、なぜかめっちゃ組織的で公平性がぱないのです。まぁ、関わらなければ良いので。





幸い、私は辺境伯爵令嬢だったので、飢えることもなく知識や戦闘技術を貪欲に学べる環境にあり、かつ安全な生活を送ることが出来ました。


(―――――目標は、1人で生きて行けるくらいの強さを!!)


(―――――でも、どうせなら異世界を楽しみながら!!)


をスローガンに、父や母、十歳年上の兄に時折心配されながら、泣いたり、悔やんだり、楽しくむちゃ・・もしながら、強さを身に付けるために一生懸命頑張りました。




今までの出来事や生活ぶりはというと・・・・・










モンスタービート‥‥‥造語です。「モンスター」と「スタンピート」を合わせたものにしたつもりでしたが、「スタンビート(・・・)」と間違えて覚えていた作者の勘違い造語です(笑)。直訳で「怪物の鼓動」。ご指摘を頂いていますが、なかなか良いのではということで、そのまま使っています。

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