表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒い夏  作者: 虎助
5/5

5話 21世紀

(生きている?俺は…生きている)


最恐生物の攻撃を受けてはいなかった。

しかし、もう体力がない。


俺は部屋のドアを開け、部屋を後にした。


3分後〜


俺は諦めてなかった!!

21世紀の人類の結晶を携えて戻ってきたのだ!!


(これだけは使いたくなかった。家族を守るためだ!!俺は負けらんないんだ)


「ヴァンパイアに対抗するのはにんにく?十字架?いや、この右手に宿りしは飛び回る生きた注射針を駆逐するキ○チョール!!」


「古来より人を恐怖のどん底に叩きつけ、火星で地球のため戦ってるやつらのためここは負けることは許されない。左手に宿りしはどんな場所にいようと打ち砕くゴ○ジェット!!」


この2つの兵器は、自分の身を削る諸刃の剣である。何世紀にも及び、人類どころか生物界に恐怖を与えてきた最恐生物を相手にするのだ。人間にも有毒であるのは当たり前だ。ここが正念場であるのは変わりない。


「21世紀の人類をなめるな!害虫ども!」


まずは右手のキ○チョールにより空中を得意とするモスキートに攻撃をあたえる。

すると、見事に空中に散っていく、害虫を目視することができた。


「次はテメェーだ!覚悟しろ」


部屋の壁に張り付いているGに向かってゴ○ジェットを振りかざす。

すると、危険を感じた黒き虫は姿をタンスの中に姿を隠した。

俺はこれ以上被害を出さないため、Gを追った。

タンスの隙間に存在を確認し、霧状の毒をやつに向けて噴射した。


やつは逃げたが、それを追い攻撃を加える俺!

ついに、家の隅に追いつめた!!

だが、やつも最後の悪あがきなのか物凄い速度で俺の股の下を通り過ぎた。


驚いた俺は…


「いてぇーー!!」


小さな机の角に小指をぶつけたのだ。

あまりの痛さに布団に倒れこみ

痛みを堪えつつ目の前に屍化したゴキが横たわってるのを見つけた。


「ご飯よー!!

降りてらっしゃい!!」


終戦の合図かのよえな母さんの声が家中に鳴り響いた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ