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黒い夏  作者: 虎助
1/5

1話 音

夏のある日、蒸し暑い中、たった数畳しかない自分の部屋で俺は昼寝をしようとしていた。


中学校も休み、宿題はあったがまだやらなくていいだろう。友達は沖縄やらハワイやらどっかに飛んで行ったわ。やることもなくクーラーもない部屋で扇風機だけが命綱としてつけてある。


「あっちぃ〜なー、マジ死ぬはこれ」


俺は誰も聞いてないし、この地球に対して愚痴を言うことだけしかできなかった。


昼寝をするつもりだったが、暑すぎて寝ることもできない。仕方なく、マンガを読むことにした。


しばらく読んでたら、いつの間にか寝てしまっていた。自分の部屋では聞かない音を耳にし、ふと目を覚ます。部屋は夕焼けの日が入っており、オレンジがかっていた。すると、また音が自分の耳をかすめっていった。


(バカな!ドアも閉まってるし、網戸も空いてないんだぞ!いつだ、いつからいたんだ!?)


疑問が頭を駆け巡る。だが、ブーーーっという音が俺に挑戦してくるかのように颯爽と通りすぎていく。

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