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2話:ステータス起動

 それぞれのステータスチェックが始まると、女子は微妙な顔をしていたが、男子はうれしそうに声を上げていた。

 確かに、女子がチート能力を得ても、それ何なの?とかなるのは仕方ないだろう。

 『火魔法Lv.10』とか言われて、すぐ使い方がわかるのはオタク女子くらいのものだ。

  だが、騎士たちが丁寧に教えることで問題は無いみたいだ。

 それと、ステータス起動をした男子生徒たちにも魔法やら武具(剣)が使えることがわかったらしい。画面は読めないが、声で聞こえてきたからそうらしい。

 ステータス(勇者)として、個人のレベルはみんな同じ『Lv.1』で、魔法のレベルは最高1→10まであり、ほとんどの者が『Lv.10』だったらしい。

 そのほか、すばやさ/筋力/体力/耐性~/剣術スキル・投擲スキル・~/など名前が出てくるだけでもたくさんの基本ステータスが存在するようだ。

 

 そして、クラスの連中は複数の魔法や武具を持っているのだという。

 聖剣をアイテムボックスから呼び出せる(召喚されたときに入ったらしい)者もいるようで、そいつには剣術スキルがちゃんとあるという具合だ。聖槍とか伝説の弓とかも似たようなものだった。


 縦横ともに肩幅程度の大きさの透明な画面に、ステータスの個人情報が書いてあるらしい。

 適性のあった魔法やスキルはステータス欄に表示される。

 適性の無いものは表示すらされない。


『※※※:※※』


 文字が読めないため、騎士たちが変わりに読んで、その適正をクラス連中に伝えていた。


 俺も「ステータス起動」ととなえて、表示を見た。

 やっぱり読めない文字なので、騎士の二人に聞いてみた。


「あの、俺のはどうでしたか?」

 

 その声に、表示を驚愕した表情でガン見し、二人は焦ったように返答してきた。

 

「え? ああ、そうね。見てわかると思うけど、能力は一つね」


 よかった。全く無かったらどうしようかと思ったから。


「それで、何の能力なんですか?」


「そ、それは……」

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