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7話 フェンリル

私は必死に街中を歩いているが……アキレス腱がもうすぐ切れそうな雰囲気が漂っていた。

(やべぇなこれ、段差に躓きでもすればアキレス腱が切れそうだ……)

足を引きずりながら街を歩いているとどこかから遠吠えが聞こえてきた。

「これって、オオカミの遠吠えなのかな?」

周りの人々が建物に逃げていった。

(オオカミたちがこの街に来るのか……?)

地面が暗くなっていった、私は上を見上げた。

「って……でけぇ」

上空にいたのはとてつもない毛玉だった。

(あれってなんだ!?空中に浮いた毛玉か!?)

私の姿を見た何かがこっちに向かって突撃してきた。

「ってこっちにくるぅぅぅ!?!?」

私は急いで逃げた、だが最悪のタイミングでアキレス腱が切れてしまった。

(あっ、やべ)

私は子供のオオカミを潰さないように仰向けで倒れた。

(オオカミだよな……これ……食べるんだったら美味しく食べてね……)

私はもう覚悟が決まりきっていた。すると牙で上手に私のシャツを裂き、その中から出てきた子供のオオカミを舐めていた。

(この子の母親なのかな……だったら子供を回収しに来ただけ……?)

この騒ぎを聞きつけてきた兵士が声をあげていた。

「おいそこのフェンリル!その場から離れろ!」

兵士は槍を持って威嚇していたが兵士の顔を見た瞬間、私と子供のオオカミを背中に乗せ、驚異的な脚力で飛び上がった。

(ってこれ何ぃぃぃ!?!?)

オオカミは私をどうして背中に乗せたのかがわからないが……とにかくこれは死んだ。

(ああ、これはもう死んだっていう意思表示だなぁ……もう……なけるぜ)

オオカミが地面に着地した衝撃で私は振り落とされた。

「いてて……あれ、どうしたの?」

オオカミは私の顔を見たまま止まっていた。

(これはどういう状況なの……?これ一歩でも動いたらぶち殺す、動かなくてもぶち殺すってことなのか……!?)

その場を動けずにいると私の周りをモフモフが蔽った。

「……これはいったいどういう状況なんだ?」

最後まで見てくれてありがとうございます。

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