幼稚園児の大冒険
幼稚園児の星野は、ブラブラと帰り道を歩いていた。
ママ「帰ったらアイス食べましょうね。」
星野「わぁい!」
その時、トラックが星野に向かって突っ込んできた。
星野「うわああああああああああああ」
トラック運転手「うおおおおお終わったああああ!!」
キキーーーーーーーーッ
ブレーキの音がこだました。
星野とその母は・・・生きていた。
ママ「ケンイチちゃん、怪我は無い!?」
星野「うん、ママ・・・」
トラック運転手「あぶねえ・・・ちくしょう、あと少しで刑務所に行くところだったぜ・・・」
星野「・・・危なかった・・・プルリ、いる?」
プルリ「ああ、危なかったなケンイチ・・・」
プルリとはケンイチにだけ見える精霊だ。
ケンイチとは一年前に知り合った。
プルリは、ぷよぷよした形をしている。
口は悪い。
ケンイチはプルリと心を通わせ、どんどん親密になっていき、友達になっていた。
プルリはママには見えていない。
プルリ「あのトラックの運転手、殺してやるよ」
ケンイチ「やめて、プルリ。早く帰ってアイス食べようよ」
プルリ「しょうがねえな。」
暴漢「うおおおおお!!!!ヒャッハーー!!金をだせえ!!!」
ナイフを持った男が現れた。
ママ「きゃあああ!!!」
ケンイチ「なんて治安が悪いんだ・・・」
プルリ「こんな街もう引っ越せ」
その時、拳銃を構えたヤクザも現れた。
ヤクザ「ナイフを捨てなおいにいちゃん・・・はじき持ってんだぜ・・・お前パンピーを襲いやがって」
暴漢「すいませんアニキ・・・」
ママ「うう、なんなのこの人たち・・・」
ケンイチ「もう嫌だこんな街」
この街の治安は悪くなる一方だった。
日々、治安が悪くなっているのを肌で感じる。
毎日通学している中でどんどん事件に遭遇する。
某名探偵のアニメ並みに死亡事件が頻発していた。




