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着替えの場所


 アリシアへ連れられて、お着替えが出来る場所とのことで洋服屋にやってきた。小洒落たテントのような場所で、魔道士専門の洋服が立ち並んでいる。看板を見ると、魔導着の城という名前で、隼人はネーミングセンスの無さを痛感したが、しょうがない。


「隼人、着きました!!この中からどの礼装がいいですか?」


洋服屋には、色んな色の礼装着が置かれておりそれは、魔術のタイプにより異なるということである。

あまりにも多すぎる為に選び辛かった。


「いやいや、俺無能力者だぞ。礼装の違いなんかそんなの分かるもんかー。」

隼人は、アリシアの無茶振りに対して、否定的になった。


「じゃあこれなんかどうですか??」

そういい、アリシアが取り出しのは、ソードルーンの魔道士礼装である。


「ソードルーン??」

隼人は聞いたことがなかった。まるでRPGに出てきそうな名前に隼人は、少し釘付けになった。


「ソードルーンは、初心者の魔道士でもオススメです。かなり強い防御力を誇ります。また武器を生成したりすることもできるですよ。戦いにかてばルーンを貯めることが出来ます。そうすれば、パワーアップすして使える魔術の幅も広がるんです。」


「ならこれにするわ。どっちにしろ武器を生成できるなんて、在り来りなRPGみたいな、あれの方が俺にとっちゃ好適だ。」

するとアリシアは、ソードルーンと書かれた魔導着を店員に渡した。


「わかりました!!今日は私がお出ししますね。」


「すまねえなー!!」

アリシアが出したお金は、4800ペイドである。


「いやいや気にしないでくだせい。勇者様に払わせる訳には行きませんから。」


「勇者ねえ、まあ多分そのエルネストが言ってた勇者は別人だと思うんだけどねーー。」

外を出ると、

「いいじゃないですか??やっぱりこっちの方が勇者様に相応しいです。このルーンを貯めるにはですね。とにかく戦うことです。Lv1からスタートして経験値を貯めればLv10とかまで確実に上がっていきます。でも聖剣を手にできるのはLv75以上の魔道士なのです。現在聖剣を手にできるのは、Lv75以上の魔道士すなわちAランクの魔道士なのです。」


「お前は何レベなの??」

隼人は、アリシアに質問した。


「失礼ですね。教えませんよ。」


「んだよ、つまんねえの。。。。」


「とにかくギルトへ戻りましょう!!今日私は、第3ブライレン=レクティスの闇魔道士、イメルーン・バクティスを捉えなければならないのです。」

ブライレン=レくティスは、闇ギルドの一つである。いわゆるお尋ね者の集団で、色々と全国各地に展開している。


「いわゆる魔法で悪いことするお尋ね者退治って訳ねー。。。」


「ポー、おいでー!!!!」

アリシアはポーを呼びかけると、そこにいたポーがやってきた。

アリシアはポーの後ろに乗った。


「なあ俺はどうすれば??。」


「ミロの図書館に行って下さい。そこにエルネストがいます。」


アリシアは、そう叫ぶと、ポーを乗せて空へ飛んで行ってしまった。


「あー、行っちまったよー。つまんねえの!!でも間違いねえ、こここそ俺が望んだ世界。これこそ異世界転生だ!!ほんとにあったんだ。!!!」


ミロってどっちだっけ??

隼人は、とりあえずギルドへ向かうことにした。


歩いて10分程の所に、ギルドのギルティ・スノーはあった。先程訪れたのと同じように、ギルドの広さは、かなり広い。。


「あー、俺がこんな所に入るなんてことはさすがにねえよなー!!!」

その時突然、すごい爆発音がした。


「え???爆発したよね???」


「あーーあぢぃーーいよーー!!!」

そう言うと出てきたのは、ローリング・ポーターであった。


「ん???誰だお前??もしかして新人か??」

ローリング・ポーター、魔道士Lv46の中級魔道士。いわゆるワイルドガテン系の魔道士。


「あのー今すごい爆発しましたよね??」


「あー気にすんな!!。気にすんな!!いつもの事だから、いわゆる喧嘩だよ。喧嘩!!」


「おいおいローリング逃げんのかよ。」

中から出来たのは、アミシーである。先程、アリシアにボコられていた。赤髪の熱血系魔道士。


「んだよ、うるせえな。てめえはよ。ったくはやく喧嘩の続きやるぞコラ!!!おら!!」


2人は取っ組み合い始めた。すごい勢いで、喧嘩を始めたがそれに対抗するように他の奴らも混ざって喧嘩を始めたのである。


「あんた達ね、いい加減にしろーーー!!!!」


大声が聞こえてきた。そこへ出てきたのはそう女魔道士。レディア・ポエンである。

レディアも混じって次々と喧嘩が起きている。


「レディア!!!エロい。エロい。エロい

エロ魔道士!!!」

隼人は思わず叫んでしまった。

するとレディアポエンがやってきた。


「ーーん。誰よこの子??」


「あれ、アリシアが連れてた奴じゃん。なにおまえも魔道士なのか??」


「今ね、確かにエロいって聞こえたけどね。

私はね。確かに胸はDカップだし、ギルド1エロいとか、色気があるとか言われてるけどね。エロくはないのよ。エロくは!!!失礼な子ね。それに私はAランクの魔道士よ。舐めないでよね!!!あんたアリシアの彼氏???」


「うっそー、アリシアに彼氏!!!マジかよ!!!うっそー!!!。!あんなロリ極めてたようなアリシアに彼氏が、おい、お前何歳、もしかしてエルネストのライバルかー???」

やはりギルドが熱くなり始めた。


あーそうだったこのギルドは、いわゆるRPGあるあるの、バカばっかり集まるやべぇギルドだったんだー!!!

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