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ミロの洞窟


このミロの洞窟には、エルフ等が生息しているのだ。

洞窟の入口に侵入した。

見るからに不穏な空気がする洞窟である。


「行くぜ!!!お前ら!!!」


レオンとアリシア、エルネストの3人で洞窟の入口に入った。入口に入ると、一気に暗くなった。勢いあまり3人は、そのまま地下の奥深くの穴へと落下した。


「ぐわぁぁぁぁ!!!!」


レオンは、一気に足を取られたのか、そのまままるで不思議の国アリスのように落下していく。まるで幻想的な風景が広がって行く。辺りに写り出させるオパールの数々。美しい、洞窟の壁に、輝く宝石が映し出されている。その光景に見とれていると、アリシアは、不意に叫ぶのであった。


「レオン!!ルーンを解放しましょう!!飛行礼術!!スカイフォールと唱えるのです。!!!!」


そう言われるとレオンは、スカイフォールと唱えた。すると、一気に周りに礼装が出来上がると、辺りの風景が変わり、穴が塞がると同時に新たなフロアが出現した。床の上にレオンは足を着いたその瞬間、安心した。


「まるで不思議の国のアリスのようだ。不思議な洞窟だなあ。まさかルーンを解放することで、目に見えない洞窟のエリアが出現するってことだよなぁ。なんだよ、、そのチートダンジョンみてえな、方法はよ。めんどくせぇ!!」


そう言うと、レオンは、アリシアの方を見つめた。大変エロい格好だ。思わず見とれてしまった。だが、視線を察したのかアリシアは、レオンに口を開いた。


「エロい目で私を見ているのですね。隠しても無駄です。私は、A級の魔導師です。あなたの心を見透かす事だってできるんですから。私が14歳という第二次成長期の少女であるからって理由だけで、男という生き物はどこまで愚かなんでしょうね。あなたの頭の中の考えも見え見えなのですよ。」


「お前、、アリシア、、、俺の心が読めるのか。いや、違う。俺はそんな事考えていねえぞ。さては、お前、被害妄想を膨らましやがったな??」


レオンは、アリシアに対して少し強めな言い方をした。するとエルネストが口を挟んだ。


「僕だって君と同じ事を考えていたかもしれないよ。きっと男の頭の中は、皆同じなんだって考えてるのさ。話はそれたけど、このミロの洞窟は、全部で地下に6層のエリアがあるんだ。そしてそれぞれにエリアにモンスターや魔道士がいるんだ。彼らを全滅しなければ次のエリアには進めないんだよ。そして最下層に今回の悪い奴らがいるってことさ。」


「モンスターって、、まさか、龍とかいるのか??それに魔道士って、、。まさか炎の使い手とか??」


レオンは、憧れにテンションが上がりっぱなしであった。自分が読んでいた本に登場する炎の使い手の魔道士こそ、フレア・ディズヴォラ。

もし奴なら白熱したバトル対決が楽しめる。

その時、ふとシオンが口を開いた。


「エルネスト、、静かに。なんかいるよ。あそこ。追っ手だよ。」


しかし、次の瞬間、炎の砲弾が飛んでくるとエルネストらの周辺が一斉に燃えるのであった。そして足音と共に、1人の魔道士が近づいてくるのが確認できた。魔道士は影から姿を表すと、剣を振り下ろした。左手には炎が生成されている。


「喋る猫に、白髪の女。俺を楽しませてくれんのは、、どこのどいつだ??」


洞窟内部全体の辺りに独特な低い声が響き渡った。


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