日常の記憶
初投稿作品。
一応分けましたが多分数話で終わる話です。奥深さとかは期待しないでください
「好き、です。」
「好き…なんです重い、ですよね。」
彼女は震える声で言う。
なんなんだよ…
心の中で思う。いや口にでていたかもしれない。
「どうして…」
今度は口に出した。
俺の女友達と言えば仲のいい幼馴染みと後輩くらいだ。
彼女はいないし、いたこともない
別に気にしてなかったし、そのうち勝手にできるものだと思っていた。大方幼馴染みあたりと。
顔はイケメンではないが駄目な顔ではない。
かっこよくはないがまあ大丈夫なレベル。
性格は落ち着いていて、適度に親切。成績は中の上、サッカー部所属(Bチーム)
スペック的にはそこそこだ。
幼馴染みとは家が近く、子供の頃からよく遊んでいた。小中高と同じである。
後輩は部活をよく見ている生徒で、飛んでいったボールをひろってくれたことがきっかけで交流をもった。
起きて、着替えて、自転車で学校に行く、授業昼メシ授業のあと部活をして帰って寝る。その繰り返し。そんな日常。
だったこともあった
高二の夏学校で殺人事件があった。
被害者は幼馴染み。
加害者は
後輩。