ヨウヅキ endB アクアルド
〔……〕
ヨウヅキが何か言いたげだったけどスルーした。
〔アクアルド〕
――気分転換に海は流石に不謹慎だろう。
〔皆に悪い〕
「皆を置いていくなんて……」
〔行かない〕
「やっぱり行か……」
「お前達だけで旅行なんていかせねーよ?」
星一郎なんとかスターは決めた。
「オレ達も連れていけ~」
結局、皆で仲良く旅行になる。
「マキュスのサンドイッツでも食べましょう」
「サンドイッチじゃなく?」
「ヨウヅキは父親がディーツ星人だからチが言えないんだよ」
だから私をチセイでなくセイと呼んだんだろうか?
「かくいうオレもピーナツかドーナツ、ピーナッツかドーナッツなのかサンドウィッチなのかサンドイッチなのかわからないんだけど……」
「あるある」
アクアルドを堪能して、次は近場でご飯が美味しいというドゥーブル星へやってきた。
〔フランポーネ城〕
「ここで魔法学園の卒業生が担任だった女教師と結婚式するらしいよ」
「へー」
なんでマルトそんなこと知ってるのかな?
「お、ヒツキじゃないか?」
「ああ、兄さん。こんなところで学校はどうしたんですか?」
「女に誘われて、初めて学園をサボったんだ」
「……大好きな学園長さんに嫌われても知りませんよ」
「オレは学園長とランデブーだ」
ヨウヅキのお兄さん、黒髪だけど顔や髪型はよく似てるなあ。
「ねえ、あの二人顔がよく似てるけどチセイはどっちが好み?」
◆どっちがかっこいいかと聞かれても……
→〔ヨウヅキ〕
〔お兄さん〕
「しいていうならヨウヅキかな」
「しいて、ですか……」
「メシアがどうとか昔から言ってたお前が女連れとは珍しいな」
「彼女が私のメシアです。彼女の半径三メートル以内に寄らないでください」
「ねえキンモクセイ、なんかヨウヅキより兄貴のほうがマシだと思うんだけど」
「まあ同感」
【月のように正常】