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この教室では5分後1人居なくなる

目が覚めるとそこは、教室だった──────


何も違和感がない普通にありそうな教室に、全く知らない同い年くらいの子が30人程度集まっていた。


違和感がない普通にありそうな教室───

っと言ったがそれは''教室''という場所だけの話で、他には違和感しか無かった。


この状態で確かなのが───

きっと私含めた30人全員が全員を警戒している。


「おい」


静まり返った教室に声が響く。

びっくりした。

私含めさっきまで警戒心MAXで静まり返った教室に、音が響いたのだみんな同じような反応だっただろう。


ちなみに話しかけられたのは私ではなく横の席に座っている白髪の男の子、話しかけたのは金髪の男の子


「どうしたの?」


「いや別に、この重い空気ぶち壊しに来ただけ」

「お前がいちばん話しやすそうだったから」


私の率直な感想はなにこいつら。


なんでこの状況でそんなに白髪は冷静なの?驚かないの?なぜに?

そして金髪に至ってはなんだ空気ぶち壊しに来たって

より重くなったぞ。


その時、教室のドアがゆっくり開く。


「誰...?」


思わず心の声が漏れてしまった。


いや、もはや

ここにいる全員「誰ですか?」状態なのだが……


そいつは異物感が凄かった。

入ってきた男...?

その男は黒の仮面をつけ、黒のフード付きコートを着ていた。


『皆さんそう警戒しないでください』


そう合成音声が話しかけてくる。


「無理だろ」


金髪よその通りだ無理なんだよ。

この状況下で警戒しないのは

こんな小学生でも一目見てわかるようなThe不審者に警戒すんなって言われて警戒しないやつは居らんのよ


みんな警戒とここに連れてこられた不満を表情にだす


合成声の男はため息のようなものをわざとらしくつき


『いいんですか?』

『この''ゲーム''を説明しようと思ったのに』


教室に沈黙が走る

いや元々沈黙は走っていたが……


みんな勘付いてしまった...

と言うか、気づていたけど気づきたくなかった…

もしかしたらこれは..."デスゲーム"?


楽しそうな声で説明してくる。


『このゲームは毎日6時間目に行います』

『このゲームのルールは毎回変わります』

『ですがこのゲームは基本的には鬼ごっこのような感じだと思って頂いて結構です』

『5分以内に鬼から逃げられれば逃げる側の勝利』

『1人でも捕まえることができたらそこで終了』

『まぁ...やってみたら分かります』


一体どれだけの人が気づいただろうかこの''違和感''に


"鬼の勝利条件"


が言われていない


すなわち鬼側に勝利は無い...?


──────


目が覚めたらそこはモニターが見えるだけの真っ暗な部屋だった──────


なんかこの始まり方既視感しかないな


モニターに表示される文字は

''あなたは逃げるものです"


服は動きやすそうな紺色の戦闘服を着ていた

ポケットにはだいぶ長そうなロープとナイフ


うーん戦わせる気満々だなぁ...


『ゲームを開始します』

『"逃げ切ってください"』


──────


ステージは草原


大きい木や建物…障害物になりそうなものが沢山あった


鬼は…


見つける必要はないようだ

みんなとざっと100m離れたところに1人居る…


その子は私達とは違い

強そうな防具と武器を持っていた。


…正直戦っても勝てないだろう。

指示通り逃げ切るしかない。


『ゲームスタートです』


私は最初様子見しておこうと思っていたが

その考えはすぐ捨てた


鬼が一目散にこちらの方向に向かってくるのだ。


───正直想定外すぎた。


こんな意味わからないゲームに参加させられて

乗り気な訳がないと思っていたのだが…


とりあえず鬼がロープなどを持ていないことを確認し

ロープを使い大きい木に登った。


「お前も来たんだな」


こいつには驚かされてばっかりだ


「うん」

「鬼はロープを持っていなかったから」


「へえ…よくみてるな」


そんな会話を金髪としていたら

木が揺れ今度は白髪男が登ってきた


「やあ、君たちは"違和感"…に気づいたかい?」


率直な質問だった


その問いに金髪男が答える


「ああ鬼の奴の殺意が高すぎる」

「そして、なぜ鬼が登れなくて逃げる側が登れる場所を設置したのか…」


私はそれに付け加える


「それだけじゃない私達逃げる側の勝利条件はある」

「なのに鬼側にはない」


「うん、まるで鬼には勝ち目がないと言っているようだ」


白髪男が笑って


「僕の名前は律」

「君たちを信用するよ」


金髪も続けて


「俺は湊」

「俺もお前らなら組んでもいい」


「そうだね…私は陽菜」

「よろしく」


『ゲーム終了鬼が逃げる側を一人捕まえました』

『よって勝者は逃げ切った逃げる側』

『おめでとうございます』


──────


普通は捕まえられた逃げる側の敗北か、捕まえられた人の敗北のはず……


やっぱり鬼側に勝利はない……


──────


次の日教室に入ると"鬼の人"と"捕まった子"が教室から消えていた


──────



読んでくれてありがとうございます!

これからも不定期で投稿させていただきます!

今後とも何卒よろしくお願いします!

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