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異世界無頼 魔人ガンゾウ  作者: 一狼
第3章 寿司ネタの宝庫
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◆◆⑮ガンゾウとちょとした油断◆◆

6000アクセスありがとうございます!

アサリはな、甘ダレも旨いんだよ。


ハマグリとかな?


二枚貝は寿司ネタとしても旨いのだな。


甘ダレだったら『穴子』か?


ああ、『ホンビノス』も意外に旨いぞ?


だがなぁ▪▪▪


『アサリ野郎』じゃあ、食欲も湧かねぇな。


そういやぁ、日本の何処かの地域じゃウツボも食うらしいな。


見た目が悪い奴は旨いっていうが、さすがにコイツらを食う気にはなれんな。


さて、次はどんな『ネタ』が出てくるんだ?


城の1/3くらい壊しちまったからな。

あちこち崩れてて歩きにくいったらねえな。


お?

怪しげな階段。


取りあえず上るか▪▪▪


まあ、時間潰しに歩くけどよ、この階段、蹴上低いだろ?

っつう訳で二段飛ばしで歩いてみる。

んん▪▪▪

微妙に歩幅が気持ち悪いな。


階段に何かトラップ的な物も無かったが、まあ、ゲームの迷宮じゃねぇからな、普通は建物自体にトラップを仕掛けるなんて事は無えもんな。

しかし何だな。

階段にしっかりと灯りを着けてるあたりは、魚野郎がボスキャラとは思えねぇな。


お、扉だ。

押してみた。

かるぅぅぅく開いた。

蹴り壊されるのが嫌だったか?


っつうか何でロールプレイングゲーム的に一匹づつ部屋ボス並べてんだ?


「お前つ、強いな▪▪▪で、でも、お、俺もつ、よいぞ▪▪▪」


あ?何処かの王様よりはましだが、聞きづれえな?

「で?お前さんは何者だ?」


って聞いたがな▪▪▪

見りゃ分かるな▪▪▪


「雲丹?なのか?」


真っ黒で刺々が禍々しさを醸し出すな。


でもな?


雲丹そのものの形だろ?

大きくなっただけたよな?


「何か捻りは無かったのか?その姿で「俺もつ、よいぞ▪▪▪」とか言われてもな?」


『ドスドスッ!』


と、雲丹野郎が発射した極太のトゲが無数に突き刺さった。


腹、胸、足、腕、目、口、額▪▪▪


ああ、痛ぇ▪▪▪

ちょっと油断したな▪▪▪

ズッズゥゥンッ▪▪▪と、仰向けに倒れた。


「お、俺、やっつけた▪▪▪た、たい、したこ、と無い▪▪▪」


「だから聞きづれえって▪▪▪」


と言ったつもりだが、何せ口に極太のトゲが刺さってるからな。


「バババゲゲグゲゲッゲ▪▪▪」


てな感じにしかならねぇ。


『バギッ!』


と、口のトゲを噛み砕いた。


口中に残った奴は『バリバリッ!』と噛み砕いて飲み込んでやった。


おお、殻だが磯の香りがするな。


『フンッ!』


と、全身の筋肉に異物を押し出すように気合いを掛ける。


『ブシュッ!』と勢い良く身体に突き刺さっていたトゲが押し出される。


その勢いは、押し出されたトゲが部屋の壁に突き刺さるほどだ。


ああ、額と目の奴は手で引き抜いた。


目の奴を抜くときに『ブヂュブヂュ』言いながら貫かれた眼球も引きずり出してしまった。


まあ、再生出来るが、手っ取り早いのは『治癒』で治す方だな。


っつう訳でトゲに絡まった眼球をトゲから外し、潰れたままで眼腔に押し込んだ。


パチパチと数回瞬きをした。


治った。


この時には既にトゲが突き刺さっていた孔は自己修復完了していた。


この間約10秒。

いや、測ってないから分からんな。


◇◇◇


「んん、まあ油断したとはいえ頑張ったな。

うん、おまえ頑張った。」


バシュバシュッと雲丹野郎はまたしても棘を打ち出すが、まあ、もう当たらねぇな。


魔滅の剣で叩き落とす。

切り落とす。


「あのな、二度喰らうほど暇じゃねぇんだ?言ったじゃねぇか?『おまえ頑張った。』ってよ?」


とか言っている間も、雲丹野郎はバシュバシュと棘を打ち出すのだがな▪▪▪


まあ、確かにな。この密度の濃い棘の嵐だったら半端な奴は全滅させられるだろうな。


だがよ、俺様には通用しねえよ?


ん?

何か言ってるのか?


「お、おで、おでのこ、うげ、きお、で、のこう、げき▪▪▪」


ああ、そうだよ。

お前の攻撃なんか

「鼻糞みてぇなもんだぁなぁ!」

てな訳で、雲丹野郎のどたまに魔滅の剣を振り下ろした。


『ゲブシッ!』


とかなぁ?

品のねえ音出してんじゃねぇ!


っても、真っ二つにされちゃぁ時既に遅しってか?


ああ、普通に雲丹なら旨そうに見えんのだろうがな▪▪▪


ただグロいだけだな▪▪▪

最近出番が少ないですねぇ▪▪▪

ご主人様ともはぐれたままですし▪▪▪

しかも▪▪▪


あ、この先はまだ後々の事なのですぅ▪▪▪

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