表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界無頼 魔人ガンゾウ  作者: 一狼
第3章 寿司ネタの宝庫
53/164

◆◆⑫ガンゾウと【海限定】◆◆

「ほお?海中の城だから海水が充満していて当たり前と思ってたがなぁ。結界で空気を固定してるのか?」


崩れた壁から中に入ったが、意外なことに城の中は『海の中』では、なかった。

つまり『空気』が有ったのだな。


なので、気持ち良く『ブッフゥワァァッ!』と盛大に葉巻の煙を吐いた。


「よくぞお出でくださいました。」


目の前に男が立っていた。

そして深々と腰を折り頭を下げた。


んー▪▪▪ウラジミールみてぇなのだな。


そう、その男、背格好と燕尾服を着込んだ様がウラジミールそっくりだった。

もっとも、ウラジミールと違って顔は美形だがな。


「ああ、城を壊されても歓迎してくれるのか?」


多少の嫌みを込める。


「はい、この程度のお力が無ければ、ここまで来ることは出来なかったでしょう。我が主は力有るものを歓迎致します。」


「はんっ、そりゃ結構なことだな。で?そのお前さんの主とやらは俺をどう歓迎してくれるんだ?

上じゃぁ派手に連れどもを歓迎してくれてるみてぇじゃねぇか?」


「はい、お連れ様がゴミでは興醒めですので、そちらにも相応の用意をさせて頂きました。」


ふん、何もかも見透かしたような口振りが気に入らねぇなぁ▪▪▪


「あ?聞こえたか?」


「いいえ、聞かぬことも執事の勤めなれば▪▪▪」


つまり聞こえたっつぅことだな。

まあ良いさ。


「さて、最初の歓迎はアンタで良いのか?」


「まさか?私などあなた様の足下にも及びません。ご案内いたします。こちらへどうぞ。」


「そうか。まあ、楽しませてくれるなら付き合うが、めんどくせぇなら勝手に殺るからな?」


「畏まりました。決して退屈はさせませんと申し上げておきましょう。申し遅れました、私、海魔王ポスカネル様の執事、リヴと申します。」


そう言って頭を下げたが▪▪▪


「ああ、余計なことだがな、海魔王ってなぁ?海限定なのか?」


あ、無視したな?

無言で案内始めやがった。


ああ、海限定なんつうのは小物のやるこったな。

興醒めだ。

この先出てくる奴も程度がしれるっつうもんだな。


「うるさい!貴様!大人しくしてりゃあ付け上がりやがって!面倒だ!俺が相手してやる!」


おお、聞こえてたか?

本性を現したな。

いいぞ、楽しませてくれよ?

ちょっとぉ!

クリスタァ!

何時まで寝てるのよぉ!

もう!

なんか私キャラ変わってない?

セクシー担当?

ギャグ担当?

何でも良いけどみんな自由すぎるでしょ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ