第8話「めざせ決勝! 伝説の剣はすぐそこだ!!!」
今回は準決勝です。
地区大会の準々決勝は終わりを迎え
伝説の剣をゲットする可能性のあるプレイヤーは4人に絞られた。
まずは、AブロックのラスタvsSWEET
互いに共に冒険してきた仲間なのに、こうして敵対しなければならない
「頭にきますよ!」
「これもうわかんねぇな」
2人は文句をブツブツ言いながらも
結局どっちが勝っても伝説の剣は手に入るので
仕方なく勝負をする事にする。
武器はラスタは業火の剣、SWEETはアイスソードで挑む。
まずはラスタの攻撃、SWEETはひるまない。
なぜなら、氷属性は火属性に強いからだ。
一見、攻撃力の強い業火の剣を持ったラスタが有利と思われたこのバトル、形勢はいっきに逆転してしまう。
ラスタはSWEETにどんどん攻撃を受けるが、必殺技で何とか持ちこたえる。
しかし効果が切れるとまたSWEETから攻撃を受けた。
ラスタは絶体絶命のピンチに陥った。
その様子を観戦していたギラント。
「クゥーン… あまりにも早く決着がつくとつまらないゾ…」
そう思ったギラントはなんと自身の準々決勝でモンテッドからゲットしたグレープビーチ産のフルーツを試合場にどんどん投げた。
グレープビーチ産のフルーツを食べると回復したり、攻撃が強くなったりなどいろいろな効果がある。
これにより、ラスタvsSWEETの戦いは大食い決定戦となる。
ラスタは大の大食い、投げられたフルーツをまるで野獣のようにとびついた。
たちまちラスタは最強の状態となり、SWEETはやられてしまった。
「決勝近いからね、しょうがないね」
「おっ、そうだな」
ラスタは決勝で勝つ事を誓って勝負を終了した。
続いてBブロックのギラントvsラクラン
ラクランはカラフリンという砂漠の国の出身で、暑さにかなり強い。
準々決勝では、試合場をあらかじめ暑くする事で無事勝利したが、今回もやはりその手を使ってきた。
前回の51.4度から約40度上がり、89.3度。
もはや常人には耐久不可能な温度だが、幸いギラントも暑さには強いので何とか耐えきれた。
しかし、ラクランに有利な状態で試合は続いていき
ギラントは業火の剣やアイスソードで抵抗しようとするも
どちらも効かない。
必殺技で剣を強化するも、ついにギラントはやられてしまう。
ギラントはラクランに負けてしまったのだ。
「クゥーン… ぬわあああん疲れたもおおおん」
ギラントはめちゃくちゃに悔しがった。
これにより、決勝戦はネイチア出身ラスタvsカラフリン出身ラクランだ。
灼熱の試合場で果たしてラスタは勝って無事伝説の剣を自分の物にできるのか…!?