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第一夜
目が覚めてまず目に入ってきたものは、どこまでも果てがなく伸ばした手が吸い込まれるような錯覚を覚えるほどの青と、まさに自由気ままな伸ばした手では捕らえられないことが一目でわかるほどの白で一面を満たされた「空」であった。なんとなくヒヤリとしながらも拒絶されず受け入れてくれてるような冷たさを感じ、ゆっくり体を起こした。あたりを見渡したとき、私は空に浮いている浮遊感に包まれた。
ウエニ塩湖を知っているだろうか。平たく穏やかに張った湖は、実態のないはずの空を映す。
目が覚めてまず目に入ってきたものは、どこまでも果てがなく伸ばした手が吸い込まれるような錯覚を覚えるほどの青と、まさに自由気ままな伸ばした手では捕らえられないことが一目でわかるほどの白で一面を満たされた「空」であった。なんとなくヒヤリとしながらも拒絶されず受け入れてくれてるような冷たさを感じ、ゆっくり体を起こした。あたりを見渡したとき、私は空に浮いている浮遊感に包まれた。
ウエニ塩湖を知っているだろうか。平たく穏やかに張った湖は、実態のないはずの空を映す。
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