第0夜
世の中には、さまざまな人間がいる。男と女。若い者と年寄り。成功するもの、しないもの。二項対立をとりだしたら切りがないし、もっともっと人々を区切っていったら最終的には約70億もの種類に分類されるであろう。
そんな約70億の中の私について、身勝手ではあるが自己紹介をしていこう。その前に諸君は一日、一日という貴重な日々、どんな分野であれその道のプロや成功者と呼ばれるものたちは言葉通り血がにじむほど努力をしたであろう、今後成功者となる人々が今現在ここであろうがそこであろうが鍛錬を怠っていない日々をどう思うであろうか。また成功の陰にあるの努力に費やしたであろう貴重な何にも代え難い、再び得ること戻ることができない日々を、容赦なく、徹底的に、隙が微塵もないほどに、無駄に浪費する人々をどう思うであろうか。私は、その「日々」については貴重で代え難いものであることは、なんど証明をしQ.E.Dを書いて証明を終わらせても足りないほどに理解しているし、上記な人間たちには視界に入った瞬間にマシンガンのごとく唾をはきかけ蜂の巣にしてやり、その怠惰にだれたケツを晴れ上がるほどに蹴りつけて大気圏外まで飛ばしてやりたい。彼らは残らず、廃棄物もといゴミクズであり、某掲示板ではウンコ製造機と呼ばれて、世間からは忌み嫌われて当然な人種なのである。
とまあ、ここまで読者には不快を催すほど汚い言葉を出してまで熱くなってしまい、自己紹介が遅くなってしまった。私は、つまるところ、簡単な言葉でいえば、その廃棄物もといゴミクズの一人なのである。
面白くも糞もない日常ではあるが、そんな私にも一つの楽しみがある。誰にも迷惑はかからないし、誰にも知られないほどひっそりとしていて、金も時間も場所もいらない安上がりな楽しみである。それは、そう「夢旅行」なのである。
ここでは、私の旅行という楽しみのおこぼれを与えてやろうという場所である。この価値は、未だ取り尽くせない金塊以上の価値があるだろう。その金塊と呼ぶにはあまりにももったいない財宝をお見せしよう。