1話 ごっさんの紹介はテキトーで
短編で『けんどう!』と言うタイトルで0話があるのでそっちからよんで頂けるとうれしいです。
「はぁー、部活何に入ろうかな?・・・まぁ剣道部だけど。」
言っても意味のない事をつぶやいてみる。その時後ろから突然声を掛けられた。
「新ちゃん!剣道部に入るんだよね!?」
新ちゃんとは俺のことだ。俺の本名はエリック・新太・フォーゲルだ・・・って言うウソでホントは新城新太だ。今、声を掛けてきたのが御鏡燐数少ない女子部員だ。小さい頃から知ってるが幼馴染みとまではいかない関係だ。
「残念ながらな。」
「何それ?お父さんに言っとくよ!」
「それだけはやめてくれ、お願いだから。」
燐のお父さんは剣道部の外部コーチをやっていて物凄く恐い。
「何喋ってんの?」
「おう、稲葉。何って『剣道部入んの?』って話」
コイツは稲葉心美。女子部員だ、これを女子と言っていいものかと聞かれたら素直に「うん」と言う自信がない。
「え?アタシもう入部届出したよ。」
「はやっ!俺はもうちょっと楽しみたいから最終日に出すわ。」
ダッシュでその場から逃げた。
「よう、ごっさん!ごっさんも剣道部だろ?」
「ん?あぁ、そうだね。」
ごっさんこと後藤大誠コイツこそ幼馴染みと呼べる存在だろう。
「祥太は・・・テニス部だよな。」
「あぁ、まぁな。」
前田祥太、コイツは俺の保護者かな?うん。ごっさんと祥太は小学校のころから一緒だった。
大体はこんな感じのメンバーでグダグダと日常を過ごして
ます。
では、2話で会おう!