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哀しみの中の希望
コップから水が溢れる 心が悪意で溢れる
哀しいね
できることに胡座をかいて 生きてしまう
哀しいね
いつも前を向いて 歩いていたいと 願う気持ちはある
無力な自分から羽ばたきたい
いつだって願う先にあるもの
求めていた
いつの頃からか 哀しみを感じる出来事が 起きる前に
哀しみを抱えていることに気づいた
哀しいと感じる前に どうせこんなもんだろと 哀しみを抱えて 泣く準備がある
逃げることに凡庸で
生きることに及び腰
いつだってここにある命よりも心を守りたい
なんてわがままかしら?