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言葉
何のために言葉が生まれ 何のために言葉が増えた
人を傷つける言葉を聴くたびに思う
いつだってその言葉の意味を図りかねる
いつも大事に使っていたの 言葉の言霊を信じて
誰にも犯されない大切な領域
言葉がもしも喜び以外のために生まれたのならば
どうしてそんなにそんなことを伝えたかったのだろう
私がもしも言葉で何かを伝えてもいいと言われたなら
あなたに送る言霊は いつだって喜びや楽しみに満ちていたい
時には出来ない自分に叱責をしているのかもしれない
それでも外との関係を結ぶ言葉は 喜びであふれていたい
あなたと出会えた奇跡を堪能し続けたいから
心無い言葉が あなたを傷つけたなら教えてほしいの
あなたと分かり合えるきっかけになるはずだから
いつだって私とあなたは違うものを見てみているの
だからこそ あなたのことを強く知りたいと願うの
言葉はただ一つ あなたとの喜びを共有するために
使いたいと今願うの