負け続けたその手に残るもの
弱い自分を 知れば知るほど 価値のないものに見えてくる
出来ないことを出来ないと あきらめて あきらめることにすら気付かなかった
泣いてる自分ばかり 目にしてしまっていたよ
自分のこと以外に目を向ける そんなこと忘れていたよ
出来ないことばかりに押しつぶされ 生きていることすら疑問を持ち
生きることに不真面目になった
どんなときでも 息が出来るすばらしさは遠く
なにがあっても 前を向いて世界を見たい
つらいことでも 乗り越えたいよ
出来ない自分さえも凌駕して
つらいことにも 耐えうるだけの強さを実につけたい
負けて負けて出来ないことばかり残っている
こんな自分でも生きていいと 言われる世にしたい
弱い自分に声が届いて 弱い自分を認められる
そんな世であってほしいと 願いながら今 考える
こんなさなかに 何が出来るの
月さえも隠れて しまっているのに
こんな世の中 何を求める出来ない自分に何が出来るの
きっと最後は ひとりきりだと勝手に思って嘆いている
何も出来ない 何が出来るの
二人の自分が戦っている 泣いていいのか 笑っていいのか
いつもまどって逃げている
それじゃ駄目だと いま 戦っている