ないからこそ
何も出来ないと決め付けて 出来ないことにおごってた
出来ないことを出来ないという そんなことにおごってた
出来ないことをできるようになるように 努力もせずにおごってた
お金がない 人望がない 時間がない
ないないないとわめいてた
ないなら創ればいいじゃない
ないからこそ できる
そんなこと考えてもいなかった
あったら これが出来るのに
そんなことばかり考えてた
なければ ホントに出来ないの?
そんな問いかけが怖くて仕方なかった
出来ることもできないと決め付けて
動かないほうが楽だから
やらない自分に甘えてた
できないほうが 心地いい
いつの間にか 動かない安全を手に入れて
いつの間にか 動く危険を捨てていた
変化のないときに いつかは飽きがやってくることも知っていたのに
それでも今が 変わりたくないから 動かず騒がずここにいた
それでは駄目だとわかってる
それでも動かぬ肢体をもてあましてた
もがき続ける先に一体何があるのだろう。
それすらも考えず ただただおびえて暮らしてた
ないからこその 有益を手に入れる
ソウ決めるまで そんな自分を愛してた
いまでも そんな自分も愛してる
今はただ 楽しいことに突っ走る
そんな自分が 増えただけ
ないからこそ 芽生えた自分も愛してる