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第19章
夕暮れに照らされた地平線の一部が
真っ黒の輝きを放っていた。
「なんだおの黒いのは?」
ブラストが誰にとはなく呟いた。
「"虚無"だよ。」
突如ルークたちの前に賢者
テツヤ・アスカが姿を現した。
「全てを飲み込む存在"虚無"
このままではファンタージェス全てを
飲み込んでしまう。」
「どうすれば?」
ルークの問いかけにテツヤ・アスカは
北の方角を指差す。
「北の魔城に古の王が待っている。
エルフ、ドワーフ族の力をもう一度
借りて北を目指すと良い。」
そう告げてテツヤ・アスカは姿を消した。