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第18章
世界樹ユグドラシルまで後退した
ルークたちは休息し軍を整える。
「大丈夫か?」
馬を休ませていたストラに
ルークとブラストが声を掛ける。
「すまない、おかげで助かった。」
疲れた笑顔を見せストラは頭を下げた。
「真神聖王国が落ちるとはな
一体何があった?」
ブラストが両手を腰にあて尋ねる。
「分からない。謎の魔物が現れ襲ってきたが
聖騎士たちは遅れを取らなかった。
だがしかしアレが全てを飲み込んでいった」
ストラはそう言って南の地平線を
指差した。