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baby blue eyes  作者: 遠藤 敦子
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 当日20時に河合さんから着信がある。話を聞くと、私の採用が決まったとのことだ。大江課長が「ぜひ来てほしい」と言っていたそう。こうして週明けから、私はハッピー光電で働くことになった。契約書やタイムカードの登録方法についてのプリントは勤務初日に渡すそうで、勤務初日は職場見学時同様に河合さんと合流することが決まる。無職期間中は単発でアルバイトしたり、カフェで勉強したりしていた。しかし週明けから無職ではなくなる。大江課長以外の人はどんな人なんだろうかと思うと緊張する。前職のようにパワハラやいじめをする人がいたらどうしようという不安もあった。しかしここで働くと決めた以上、割り切ることにする。



 いよいよ勤務初日となった。前日緊張しすぎて眠れなかったので、今でも目が冴えている。初日は何を着ていけば良いのかわからなかったので、とりあえずスーツにした。早めに家を出て、会社の最寄駅に向かう。もうすぐで着きそうですと河合さんに連絡すると、私ももうすぐ着きますと返信が来た。

 会社のビルの前で河合さんと合流し、そのまま受付に向かう。それから会議室で、河合さんに契約書とタイムカードについての案内の紙を渡された。

「私とは別に、女性のフォロー担当の笹原(ささはら)からも勤務終了後にメールさせていただきます。簡単なアンケートのようなものなので、難しく考えなくて大丈夫ですよ」

河合さんから、フォロー担当スタッフについても案内を受ける。今日は笹原さんは不在だが、また後ほど顔合わせと面談を笹原さんとすることになるとのことだった。それから大江課長がやってきて、私は河合さんと一旦別れる。大江課長から事務所内に通され、席まで案内された。

 私の横には教育担当の若い男性がいて、目の前には20代後半くらいの女性がいる。私の斜め前が大江課長という席だ。

「派遣社員の風岡さんです」

大江課長が紹介し、私は「初めまして。今日から入社します、風岡陽妃です。よろしくお願いします」と挨拶した。すると隣の席の男性が「織部(おりべ)です。よろしくお願いします」、前の席の女性が「潮田(しおた)です。よろしくお願いします」と返してくれる。

「織部、風岡さんを挨拶回りに連れて行って」

大江課長が指示を出すと、織部さんは「わかりました。風岡さん、一緒に行きましょう」と私をいろいろな島へ連れて行ってくれた。最初は緊張していたものの、暖かい笑顔で迎えてくれてうれしくなる。

 その後は席に戻り、織部さんから業務について教わった。最初は電話対応からしてもらうとのことだった。問い合わせでよく聞かれることやその答え方について教えてもらう。

「いきなり最初から電話対応は無理だと思うし、僕がやってるのを見ててくださいね」

と指示を受け、私は織部さんの電話対応のしかたを隣で見ていた。

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