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第76話 薬の作成

 薬の先生は、あっという間に旅立ってしまいました。

 残された主人公は、もう少しこの領都にとどまるようです。

 薬の先生の旅立ちを見送ってから領都に戻り、借りている宿に戻って食事をして部屋に戻った。


 寝ようかと思ったが、先ずはしておこうと思っていた事をする事に。


 それは薬の作成。


 魔法の袋から薬研と薬研車を取り出す。


 時代劇なんかで、医者が薬の原料をすり潰している道具だ。


 それを薬草学スキルで造ったものが、薬草学スキルで魔生薬を造る時の道具となる。


 まあ、急場しのぎで道具無しの製造に挑戦し魔生薬の魔回薬を造った事はあるけど、正式な作り方をした方が良い物が出来るはず。


 しかも、先生作の薬研G4及び薬研車G4とグレードが4の良品だ。


 これなら、スキルとMPによる薬の効果を上げる作用が効率化し、より良い物が出来る筈。


 と言う事で普段使いしそうな中級の魔回薬を造っておこうと、魔力草と、魔石Eを格納箱から取り出し、薬研に入れる。


 スキルに中級魔回薬生成と命じて薬研車をゴリゴリしようとすると、スキルが品質を聞いて来る。


 こんな事、前は聞いて来なかったと考えていると、これがちゃんと道具を使うかどうかで出る違いだとも教わる。


 なる程と思いつつ、少しでも良い品をと念じてからゴリゴリすると、すり潰す過程で、薬研車を通じ俺から薬効強化や変質の為の魔力が流れ魔生薬となっていく。


 数回ゴリゴリするだけで綺麗な粉末になったので、薬研車を置き、薬研に手を触れながら錠剤化と指定すると、粉末の粉が3つ錠剤になった。


 中級魔回薬(優)だ。


 保存はどうするのだろうと意識するとスキルが、このままでは湿気とか酸化で劣化するので、魔力の膜の付加で劣化を抑えると良いとの事。


 胃液に触れたりとか噛んだりとか強い衝撃を与えると壊れる魔力の膜を、提示された期間の中から3か月間付与を選択し錠剤に付与する。


 後は、この錠剤を入れておく物はと聞くと、保存の為のビンや薬包紙もスキルで造れるが、MPで全て造ると大変だから原料が必要と言うので、伐採した木の皮の繊維を利用して薬包紙を作成。


 一個一個包むことにした。


 次は、スキルに命じて造るのではなく、薬草学メニューを表示してメニュー内にあるモノを選択しての製造を試してみる。


 表示されたメニューから魔生薬生成を選び、中級魔回薬(優)錠剤と造る物を指定すると、必要な原料の指示があり、それを薬研車に入れて、またゴリゴリ。


 中級魔回薬(優)錠剤3個が出来た。


 こっちの方がスキルとのやり取りが少ない分速いのかな、と思いつつ、これを8回繰り返し、薬包紙に包んで、半分を格納箱に。


 もう半分を魔法の袋に入れておく。


 良品だと薬効は1時間続くが、優品だと1.5時間続くらしいので、30個用意しておけば大丈夫だろう。


 さて次はと、薬研車と薬研を魔法の袋に入れ、次は魔法の壺G4を取り出す。


 壺と言いながらビーカーみたいな形だけどね。


 魔法の壺を目の前に、魔法薬学メニューを起動。


 魔法薬生成を選択、生成メニューにある下級MP回復薬(優)を選択。


 必要な材料を提示され、その中から選択した魔力草と魔石Fを魔法の壺に入れ、メニューの作成開始を選択する。


 確か、魔生薬と魔法薬はいずれも、下級品を造るのに基本魔石Fが、中級品がE、上級品がD、特級品がC、天級品がBの魔石を必要とするのだったかな。


 まあ、品質の高い優品を造ろうとすると、ワンランク上の魔石を使うかMPを多めに使うか、その両方が必要と言うパターンもあるらしい。


 後は、魔生薬の万能薬と魔法薬のエリクサーは、基本もう一ランク上の魔石が必要らしい。


 また、ワンランク下の魔石9個でワンランク上と同等になるんだったかな。


 まあ、魔石は同じランクでも、大きさや内包する魔力の多さが結構違う事もあり、その辺はMPで補正するとの説明も受けたか。


 そんな事を思い出しながら、スキルが魔力水を壺の中に造り、その水により魔力草と魔石が溶け消えて、光を帯びたかと思うと、薄い青色の液体が。


 これも、3カ月保存と保存の為の魔力を付与し、さて次をと思ったが、造った下級MP回復薬を入れておくものが無い。


 慌てて魔法薬学スキルに聞くと、ガラスに似たビン、陶器製のビン、金属製のボトル、木製のボトルに保存するのが通常なんだと。


 ガラスかな、と何となく聞くと、これも原料をMPで造ると結構MPが必要なので、原材料となる物又は原材料に変質させられる物を用意しろと。


 それは、石とか土とか泥でも良いとの事だが、格納箱内にも無い。


 金属だとゴブリンが持っていた青銅の武器やミスリルがあるが、何となく嫌だ。


 ああ。


 後、戦利品とか先生から受け取った硬貨が金属か。


 でも硬貨を使うのも勿体ないので、伐採した木の幹をスキルで切り出し、加工し、圧縮し、コーティングして魔法薬のボトルとした。


 これを100個ほど造る。


 そして、そのボトルにMP回復薬を入れてから、スキルに聞く。


 一度に何回分を造れるのかを。


 なんでも、品質を下げたくなかったら、1回分ずつ造るんだって。


 それが嫌なら量産スキルが必要なんだそうだ。


 しょうがないか、と諦め下級MP回復薬(優)を後49回造ろうとしたところで、魔石Fが足りない事が判明。


 とりあえず、今日は全部で10本用意する事にした。


 そして、その次は下級エリクサー(優:再生優先)を50回造ろうとしたが、これもEランクの魔石が足りない事が判明。


 取り敢えず、20本を再生優先と薬効を調整して作成し、魔法薬ボトルに入れておき、MP回復薬とエリクサーの半分を袋に入れて格納箱へ。


 もう半分を、魔法の袋に入れておく。


 う~ん。なんて言うか魔法薬は一瞬で効果が出ると言う利点があるが、使う材料に対し効率が悪いよな。


 魔生薬が一回の生成で3個出来るのに対し、魔法薬は1回分しか出来ないのでも、それは明らかか。


 薬草類を馬鹿みたいに手に入れたけど、魔石が足りないとはな。


 明日、狩りに行ったら高く売れる戦利品狙いは止め、魔石狙いでFランク以上の魔物を狩りまくるので良いのかもしれない。


 というか、それが必要か。

 生産の為には、魔物が持っている魔石が必要。

 それも大量に必要なようです。

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