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第74話 雑学の承継

 今日も、薬の先生から色々と教わるようです。

 朝、早めに起きて、待ち合わせしようと指定された場所へと行くと、直ぐに先生が現れた。


 スキル知識源泉に聞いた処、転移魔法は、見えている場所に行う視認転移と座標刻印をしてある場所に転移する座標転移の2種類がある。


 そして、転移先に指名出来る座標刻印をしてある場所は、転移魔法の『視覚転移』で見る事が出来るそうだ。


 なので、先生は『視覚転移』で俺の姿を確認してから転移魔法で『転移』して来たと言う事なのだろう。


 先生の転移魔法で、今日はすぐに水竜の居た湖畔近くへ行き、今日も先生の話を聞きながら、薬草類の採取だ。


 なんせ、この湖の外周は数十キロありそうなのに、その湖畔には隙間なく鬱蒼と薬草類が生えているので、どれだけとっても減った感じが無いんだよね。


 まあ、その一帯をはげ山にしない様に、採りすぎには注意しながらだけど。


 季節によっては、薬草類が無いのかもしれないけど、これってもう国家予算を超える財産の様な気がする。


 

 そして、今日も先生と質疑応答も含め、色々と教わっている。


 今日の知識の承継は、雑学も多かった。


 スキル取得については、信憑性の低い話も聞かされた。


 毎日、焚火をしたり、魔石コンロの火をずっと見つめていたりしていると火魔法が取得出来るとか。


 そう言う話については、次世代に引き継がなくても良いけど一応話しておいたと言う形だそうだ。


 世界情勢等も教わった。


 やはり、人は滅びそうらしい。


 魔族は強力な種族であるが、その為か数は少なく増えにくい。


 だから、数十代前の先達の時代には、領地もそれ程持っていなかったらしい。


 だけど、それがどんどん広がり、逆に人の領域はどんどん奪われ、多分半分くらいになっていると、地図を見せてもらった。


 世界地図でだ。


 この地図がどれ程正確か分からないけどね。


 その地図を俺が継承するか先生が持ち続けるかになり、先生に持ち続けてもらった。


 まだ弱い俺では、それを確実に継承する自信が無いから。


 他にも、魔族の領域の最奥にある魔帝城には竜脈から魔素を吸い上げ、魔族の力にする仕組みがあり、人では勝てるレベルではなくなるので、魔帝城では戦うなとか。


 まあ、昨日教わった事とは違って、知っていても良いけど、微妙な知識も多かった。


 他にも承継・継承したい事はあるけど、必須な知識ともいえないので、それはもっと強くなってからだそうだ。


 また、承継継承者は他にも居るが、別系統に分かれている人とは、意識的に係らないそうだ。


 芋ずる式にバレる事を想定して。


 まあ、それでも弟子が別の承継継承者にも選ばれて教わっているという事はあるから、完全に係らないという事はないそうだけど。


 後は、常識も教わったかな。


 俺も気になってはいたんだけど、万能草や魔力草は、何本売れば怪しまれるのか。


 通常は万能草が1~3本、魔力草は1~6本程度にしておくべきだって。


 万能草は10本を超えると、魔力草は20本を超えると拉致監禁されて、どうやって取得したって話になった事があったらしい。


 冒険者ギルドへ売ったとしてもだ。


 まあ、先生の様にお店を持っていると、冒険者から売ってもらったと数十本単位で持っていても、変に思われないといった抜け道はあるそうだけど。


 なのに、今日だけで千本以上になりそうなんだよな。魔力草も万能草も。


 先生は、転移で移動して彼方此方で売る事で誤魔化しているそうだ。


 羨ましいが、俺も百能スロットの変更が出来る様になれば、何とかなるだろう。


 まあ、売らない方が良いんだうから別のお金稼ぎを考えるべきなのかな。


 他にも、今後の指針となる話も聞いた。


 それは……。

 今後の指針とは、何なのでしょうか。


変更点

 遠見魔法→視覚転移

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