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第57話 魔素だまりでの戦闘の総括

 主人公は、魔物が高速で発生する魔素だまりの側らで薬草類を採取しています。

 慣れないその作業で、結構な時間魔素だまりに居る事になったので。

 この魔力溜まりでの戦闘は、リーサルビッグポイズンスパイダー、ビッグポイズンスネーク、ネイルベア、ビッグホーンブルまでは慌ただしかった。


 その後は、採取をしながらネイルベア、クイックポイズンスパイダー、エンシャントファングウルフとファングウルフ11匹、ビッグネイルベア、ネイルベア、ビッグファングウルフとファングウルフ8匹、ビッグネイルベア、トレント、アークスパイダー、グラトニーブルースネーク、トレントを倒した処で帰る事にした。


 ネイルベア、ビッグネイルベア2匹は、火弾を6発ほど頭にまとめて撃ち込むと、戦利品になった。


 探索スキルで感じる魔素の流れから、魔物の発生タイミングはある程度分かるので、事前に発生させておいた攻撃魔法を発生と同時に打ち込む楽な戦闘だ。


 かと思っていると、クイックポイズンスパイダー(素早い毒蜘蛛)は発生すると同時に飛び上がりながらお尻の方から糸を飛ばして木の上に上がる事で俺の魔法攻撃を避けたかと思ったら、木々の間を飛び回りながら巣を造り始めたので、宙に浮かんでいるタイミングで火弾を誘導してぶつけ、落ちてきた処を追加の火弾で頭部を破壊。


 発生と同時に魔法を撃ち込むのではなく、発生前に攻撃魔法を待機状態で発生させ、発生と同時に鑑定して名称を確認し魔法を撃ち込んだんだけど、その鑑定に掛かる時間で初弾を避けられると言う。


 素早い敵は厄介だ。


 複眼で一目見ただけで状況を把握した、とかもありそうだけど。


 エンシャントファングウルフ(古代種の牙狼)とファングウルフ11匹は同時に発生。


 魔素の流れや集まり方がなんか違うなと思いつつ、それを予想していなかった俺は、慌ててすでに用意していた火弾6発を順次撃ち込み、6匹は倒したんだけど。


 その攻撃により事態を把握した狼たち6匹に囲まれて全方位から同時に襲われそうになったので、全方位に30発の強化なしの火弾を発生させて牽制してから、それを打ち出し、避けている奴らに6発の強化タイプの火弾を順次誘導しながら撃ち込むが、やっぱり上位種と言うかボスの狼には避けられる。


 巨大なエンシャントファングウルフを鉄ミスリルの細剣で牽制しながら、噛みついて来た奴の横に超高速移動の瞬動で移動し、首を切り落とす。


 その呆気なさに、発生したばかりの魔物は瞬動と言った通常無い力に対し、経験不足で反応できないのかもと予想するけど、油断は駄目だろう。


 熊の魔物二匹を鋏み、またビックファングウルフ(大牙狼)とファングウルフ8匹の群れが発生するが、今回は一度に複数発生すると予想していたので、12発の火弾を順次打ち込み、ファングウルフを倒すが、やっぱり、ボスのビックファングウルフには避けられる。


 今回は、身体強化スキルを起動し、剣技スキルに戦い方を教わりながら、鉄ミスリル合金の剣で戦いを挑む。


 角のないタイプの大型の狼なので、噛みつきか引っかきか押し倒す攻撃だと思いつつ接近し、丸のみにして来ようとした奴の攻撃を躱しながら切りつけ、首を半分切り落とし致命傷とした。


 切り札の瞬動を使わずに倒せたのは、巨大な体躯が原因で俊敏に動く事も小回りも利かなかったからだろうか。


 次に発生したのは、トレント。


 キラープラントと同じ、目と口を隠されると木にしか見えない木の魔物だ。


 キラープラントよりワンランク上の魔物で、その分素早くて力も強く丈夫なようだけど、長距離からの魔法で楽勝、と思っていた。


 しかし、斧状にイメージ変更した大型の石弾を撃ち込んだら枝を振りまわして撃ち落とされた。


 同じ斧上の石弾を12発発生させ、同時に打ち込んでも、複数の枝を鞭のように使い撃ち落とされたので、今度は粘着し燃え続けると焼夷弾をイメージした強化版の火弾を12発撃ち込む。


 すると、同じく枝の鞭で撃ち落とそうとして来たが、枝に火が燃え移り、しかもしばらく消えなかったので、パニックを起こした感じで無秩序に暴れ始めた。


 その様子を確認し行けると、ここで斧状の石弾を4発根元に打ち込んで、そのトレントに食い込んだままの石弾が消える前に更にハンマー状の巨大な石弾を撃ち込んで食い込ませた処、倒れ込んで戦利品化した。


 しかし、強化した魔法でMPをたっぷり使ってしまったので、慌てて魔法薬学スキルを使って魔法薬の下級MP回復薬を造り、MPを補充する羽目になった。


 なお、後でもう一匹湧いたが、先ほど使った焼夷弾タイプ(付着して燃え続ける)の火弾を12発撃ち込みパニックを起こさせ、大型の斧型の石弾をしばらく消滅しないとイメージし撃ち込み、それにハンマータイプの石弾を撃ち込んで止めとする攻撃をした。


 もっと良い戦い方も考えないとな。


 次のアークスパイダー(上位の蜘蛛)は、それ程大きくない蜘蛛の魔物。


 地蜘蛛系なのか、ピョンピョン飛び跳ねる感じで接近し噛みついて来たので、カウンター気味に細剣で頭を真っ二つにして倒した。


 まあ、スピードが対処できる程度だったからよかったけど、と思いつつ、戦利品の魔石を確認した処Dランクだったから、あれがアークポイズンスパイダーとかでCランクとか、アークスマートポイズンスパイダーとかでBランクの強さを持っていたのだとしたら、やばい系統の敵だったかもしれない。


 次のグラトニーブルースネークは、暴食の青い蛇の魔物。


 蛇は、強靭な筋肉の塊と言うイメージがあるので接近せず、強化した火弾を24発発生させ、マシンガンの様に打ち込んで、頭部を焼失させて戦利品とした。


 まあ、MPを使い過ぎの過剰攻撃だったけど、蛇は嫌い。


 なんて言うか生理的にね。


 ちなみに、そのせいで、また下級MP回復薬を造り飲む事になりましたが。

 主人公は、魔素だまりの側らで、高速で湧く魔物を倒しています。

 その中には、嫌いなタイプの魔物が多いようで。

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