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第40話 二回の摸擬戦

 主人公は、師範代の娘さんと模擬戦をする事になりそうです。

 木の床の訓練場。


 剣道の道場って感じだけど、外にも石や岩があり草も生えている訓練場もある。


 でも、今回の摸擬戦は建物内でやるようだ。


 師匠は、生徒たちに戦いを見学するように伝え、俺に武器を選ぶように言って来た。


 ちなみに防具を着て摸擬戦をする事になり、タチアナさんは厚めの革鎧を着ている。


 俺は一応袋に入れて持って来ていた頭の革鎧を被り、武器をお借りしますと断りを入れ、置いてある木刀の中からいつも使っている細剣より少し太くて長い程度のモノを選ぶ。


 恩恵:百能のメニューを開き、百能スロットに装備してある全てスキルについて、力を封印だけでなく、スキルの力を完全にOFFにしてスキルによるステータス強化の効果も消しておく。


 そのままにしておくと、ステータスが変だって思われるかもしれないからね。



 こちらを睨みつけている娘さんに対し自然体で立ちながら、どうしたモノかと考える。


 あまり勝過ぎるのも。


 でも、彼女の為にはどうするのが良いのか。


 そう思っていると「はじめ」の声が掛かってしまった。


 素早く打ち込んでくる彼女の付きや切り付けを、体捌きで避けたり、受け流しスキルにより剣で受け流したり。


 『ああ。これでは受け流しスキルがバレてしまうな』と思った処で、彼女が距離を取る。


 そして、構えをかえながら剣を握り直そうとしたタイミングで、全力で突っ込み、持っている剣を弾き飛ばした。


 剣を弾き飛ばすにしても、変なタイミングですると指とか折れそうだからね。


 「えっ」と事態が分かっていない娘さん。


 「勝負あり」と先生。


 周りで見ていた20人くらいの生徒たちは驚いている。


 愕然として俯いているタチアナさんを見ていると『どうしたモノか』って気持ちになってきた。


 すると「次は私の番だね」と師匠が。


 「なるほど。そう言う流れにするって、決めてあったんですね」と俺が言うと。


 「ああ。娘が欲しいのなら、私を倒して行きなさい、だよ」


 その二人のやり取りに驚いて二人を交互に見ている娘さん。


 まあ、しょうがないと言うか、出来れば先生の力を見せてもらいたかったのだから、俺としてはありがたい流れか。



 さて、次は先生と向き合っているのだけど、何だこれ?


 剣技では、何をしても勝てる気がしない?


 剣技スキルが特級とか天級とだとでも言うのか。


 いや。特級ならあり得るか。


 才能がある者が30半ばまで剣を修行し続けていたのなら。


 しかも、他の力まで持っていそう。


 なら、勝つのは無理そうだな。


 とりあえず探りを入れる為に、防具が厚くなっている右肩、左肩辺りに連続して打ち込んでみるが全部剣でいなされる。


 ならば、と少し距離を取り、身体強化でステータスを上げて全力で突っ込み、胴を切り払いに行ったのだけど。


 アッサリと剣を弾かれ、頭を防具越しにコツンと突かれ、構えを崩されたまま先生の後ろの位置まで勢いのまま移動してしまった。


 はあ。


 「まいりました」


 そう言うと、審判をしていた娘さんが慌てて「勝負あり」との声をあげた。

 主人公は、あっさり負けてしまったようです。

 同じスキルを持っていると、その力関係がある程度わかるようですね。

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