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第35話 どの人に会いに行こうか

 主人公は、曲がった母の形見の細剣を修理してもらえる鍛冶屋を見つけました。

 そこで見た目はボロイが丈夫そうな中古の武器も購入。

 主人公も下級とは言え鍛冶スキルを持っているので、その辺の目利きは間違いないようです。

 見た目はボロいけど、丈夫そうな中古の剣と槍を買う事にした。


 予備の武器も用意しておかないと不安だしね。


 各5万GAZUを払い、剣を腰に付け、槍を手で持って冒険者ギルドへ。


 11万GAZUも払ったので、所持金が一気に半額以下になり心配になったからだ。


 受付に行くと、マリレーヌさんが居るので、そこに向かう。


 「良かった無事なんだね」と言われるが良く分からない。


 俺が意味が分からず困っているのをみとったようで「北の森にファンウルフの集団でたの。しかも、進化種まで居るって」と説明してくれるが。


 進化種。


 進化してワンランク以上強くなった魔物の事だ。


 さっき戦った、スマートファングウルフなんかがそうなんだけど。


 俺が微妙な表情をしているのを見て、マリレーヌさんが怪訝そうな表情で俺を見て来る。


 でも、状況の説明を優先する様で。


 「もう十人以上の冒険者が殺されたようなの。

  集団で虐殺に来るし足が速いから、生半可な実力では逃げられないから。

  そんな状況で、被害者の正確な数も良く分からないんだけど」


 「そうでしょうね。となると、俺はどうすれば良いんでしょう」と、多分倒しちゃったけど、どうしようと思いつつも話をあわせると。


 「討伐隊が討伐するか、安全を確認するまで、外へ狩りに行くのは止めておいた方が良いわ。

  都市間の移動も。

  魔物も魔物や人を殺してレベルアップするから、人を大量に殺した魔物はレベルアップによりワンランク上の強化種になる危険が有るの。

  だから、貴方の命がと言うだけでは無いから」


 う~ん。


 ここでファングウルフの戦利品を4匹分売るつもりだったんだけど、売ったら色々と疑われるかもな。


 『まだ強化種になっていなくて俺が倒しました』なんてバレそうな嘘、力を隠そうとしている俺が言えるはずも無いし。


 ファングウルフの戦利品を売るのは諦めて、宿に帰る事にした。



 宿の戻り、食堂での食事を終えて、ベッドで明日からの事を考える。


 都市の外に出られないとなると、当初の目的の遂行かな。


 正直、もう少し強くなってからって思っていたんだけど、まあ、しょうがないか。


 挨拶をして今後の指針をもらったり強いスキルを見せて貰うだけだから、強くなっておく必要があるかと言うと微妙なんだけど、皆強い人達だから俺の偽装がバレて逃げ出した方が良いってい状況になる可能性はあるだろうからな。


 軍に入れとか言われないとは思うけど。


 そんな事を考えながら、ステータスウィンドウのスキルスロットと百能スロットのスキルを見ながら、おそわった先生たちを思い出す。


 お金だけ受け取り、片手間に指導してくれた人の元には行く気はない。


 挨拶に行くつもりなのは、剣技と槍技と体術と受け流しスキルを教わった道場の師範代、各種魔法を教わった魔法の私塾の先生、薬草学と魔法薬学を教わった薬屋の先生。


 あれ?


 身体強化スキルが中級でスキルスロットに装備してある。


 という事は、戦闘中にスキルを使えば、力、耐久、俊敏、器用のステータスが上がるんだよな。


 10%程度。


 これ使っていれば、今日のスマートファングウルフとの戦い、楽に勝てたのでは……。


 もっと、力を把握し使いこなさないと。


 ちなみに身体強化は、魔力操作と同じく魔法の私塾の先生に教わったんだったか。


 あの先生の元には必ず行こう。


 察知や探索や罠解除は、斥候の師匠か。


 あの師匠も実地で狩りに行く等、真面目に教えてくれたな。


 おかげで、スキル無しの状態でもネイルベアによる異常に気が付けたし。


 料理、裁縫、木工と言った生産スキルは、母が買ってくれた指導書を読んで、日常で訓練したからか。


 動物学とかは、村の牛とか馬の世話とかか。


 商業学は、才能が有ったので、日々の買い物で取得出来たのだろうか。


 回復魔法は、教会で受けた説法と言う指導が元で取得出来た気もするが、厄介な事になりかねない隠すスキルだから、行く必要はないか。


 傷を負った場合、それに向き合い、自分がどう回復していくか意識しろとか。


 人の傷を見た時に、その中身をよく見て理解しろとかは、まあ、良いんだけど。


 神に感謝をとか献身をとか。


 寄付がどうとか言っていたしな。


 多分、百能の方で聖魔法が取得出来たのも、あの神官のお陰なんだけど、行くのは止めておこう。


 後、鍛冶とか採掘とかは、別の都市の師匠だし。


 となると、道場師範代、魔法塾の先生、薬屋の先生、斥候の師匠に挨拶に行くのか。


 と言うか、この人は俺に教える気があるのかなと思っていた人達に教わった、魔物使い学、槌技とか取得していないのだから、やっぱり今挙げた先生たちは偉大なのだろうか。


 まあ、いい加減な内容そうだなと納得せず、俺が真面目に修行しなかったのが大きいのかもしれないけど。


 そんな事を考えながら眠りについた。

 主人公は、得ているスキルの一覧を見ながら、お礼と今後の指針及び強いスキルを見せてもらえないかなと、師匠や先生の元に行く事としたようです。

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