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第24話 スキルスロットの整理

 主人公は、覚醒した長い一日を終えました。

 そして領都へと向かっているのですが。

 昨日は早く寝た為か、少し早めに目が覚める。


 さてと、と『百能メニュー表示』と念じると、百能メニューが表示される。


 その情報を確認すると、やはり百能スロット変更可能回数は0と表示されており、相思相愛の人が居ないと確認出来た。


 まあ、昨日みなし相思相愛になった人は俺が嫌っているしね。


 これで、百能スロットに装備してあるスキルは変更できない。


 後は、スキルスロットの方に、取得待機中のスキルを取得したり、装備及び装備待機にしたりするスキルを選べば、現状のスキル装備の調整は終わりか。


 でも、スキルを持ち過ぎている気がするから、取得待機スキルを取得するのは止めた方が良いのかな。


 そんな事を考えながら取得待機スキルを確認して見ると、商売が上手くなる商業学、斧を武器として上手に使える及び斧で木を切る時に補正が掛かる斧技、威力を上げた物理攻撃が出来る強打が、今すぐ取得する候補だけど


 まあ、今すぐ取得した方が良いスキルでは無いな。


 となると、後はスキルスロットに取得したどのスキルを装備し、装備待機にするか、か。


 今装備中なのが、上級魔力操作、上級薬草学、中級魔法薬学、中級身体強化、中級察知、上級探索、上級剣技、上級槍技、下級受け流し、上級旅脚、中級火魔法の11種。


 装備待機中なのが、下級水魔法、下級風魔法、下級魔力魔法、下級料理、下級裁縫、下級木工、下級採掘、下級鍛冶、上級精神異常耐性、中級物理耐性、中級体術、上級農業、上級林業、上級狩人、下級盾技、下級毒生成、下級罠解除の17種か。


 他人に確認されやすい、スキルスロットに装備中のスキルの数だけど、確か16歳の成人時に数種から十数種のスキルを身に付けているって話だから、18種くらいを上限にした方が良いのかな。


 だとしたら、現状限界の17種を装備させておいて全く問題ないんだけど。


 装備しておきたいのは、水作成でMP(所持し支配下にある魔力)を使い水が作れる水魔法。


 旅の間の水分補給とか簡単に出来るからね。


 生活魔法の水作成を隠す為には必要かな。


 攻撃も可能な水魔法を隠した方がいいと言う考え方もあるんだけど、水魔法だけしか持っていないと認識される分には問題は少ない筈だし。


 生産系も何か持っておきたいけど、後で決めればいいか。


 後は、上級精神異常耐性か。


 あいつらに、言葉や態度の虐待をされていたから、取得したんだろうな。


 虐待を思い出したり、前世で死ぬ原因になった煙に巻かれたりした時に、体が硬直したり思考が停止したりしたら生死を分けかねないし、装備しておいた方が良いだろう。


 中級物理耐性も、装備しておいた方が物理攻撃に強くなるから、装備しておいた方がいいだろうけど。


 中級体術は、武器と持っていないときの体術だけど、まあ、装備しておいた方が武器を持っていないときのイレギュラーに対応力が付くか。


 上級農業スキルなんかの生産系スキルについてだけど。


 農業スキルは取得し易いスキルなんだけど、それとは別に早くランクが上がる才能の有無と言う問題がある。


 だから、上級となっている人はそれ程数は居ない、と言うか俺の年齢で上級になっている人は殆ど居ないだろうからな。


 下手に装備したままにしていた為に、それがバレルとその場所に縛り付けられる可能性もあるから、まあ、生産系スキルで上級ランクのモノは装備待機か。


 下級罠解除は、冒険者向きのスキルだから装備しても良さそうだけど、持っている人が不足していて目立つ可能性もあるか。


 後、気になったのは毒生成だな。


 薬草学スキル持ちは、薬草を集める過程で毒草も取り扱う事になるから、結構持っている人が多いスキル。


 しかも、毒に関する知識だけでなく、毒を扱う者として毒耐性が得られるから、怖そうなスキルの割に持っている人が多く変な目で見られないスキルなんだけど。


 でも、あまりランクが上がると『凶悪な毒を使っているのでは』と危険視されるんだけど、今の処下級だから、これが中級までなら問題は無い筈。


 と言う事で、スキルスロットの装備待機中スキルから、下級水魔法、上級精神異常耐性、中級体術、下級毒生成スキルを装備中にし、朝食を取りに食堂へと向かう事にした。



 宿での朝食は、野菜の酢漬け、肉野菜のスープ、柔らかめの白いパンと柑橘系の果物だった。


 それを食べ終えて宿をチェックアウトし、村を守っている城壁の門と向かう。


 昨日は余裕が無かったけど、今日は村の人達の様子を見てみる。


 まあ、村だから1000人も居ないんだけどね。


 歩いている人はあまり居ない。


 子供は男女比が同じ様に見える。


 でも、16歳を超えると、男性も女性も少ないな。


 そして、30~40歳を超えた人達は、女性が多く畑などで働いているようだ。


 若い男性が少ないのは、やはり魔物と戦って死んでいるのだろうか。


 それとも、都会に行っているのだろうか。


 若い女性が少ないのも同じ理由なのだろうか。


 そう思って常時してある探索スキルを意識して感知している結果を確認をすると、若い女性の気配は家の中に多いのか。


 ああ。


 ピンク発情期は、異性を目で見たり、仕草を見たり、匂いを嗅いだりして、それが好みの人だと発生しやすいのだったかな。


 だから、異性が目に入らない様に、家に居るのかも。


 まあ、他に理由が有るのかもしれないけど。


 ちなみに、成人に近い子供達は一か所に集まり、訓練か何かをしている様だ。


 そんな事を確認している間に、村の外へと繋がる門へと到着した。

 主人公は、危険かもしれない領都へと向かい出立する様です。

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