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第18話 スキルの種別とその実態

 主人公は、移動の時間も有効に使おうとしているようです。

 領都に向かい小走りで移動しながら色々と考えている。


 次は、スキルの付け替えについてだ。


 現状俺はレベル17で、スキルスロットに17個のスキルを装備し、17個のスキルを装備待機状態にしている。


 この入れ替えは、恩恵:百能スロットとは異なり、装備できるのが最大17個と言う制限さえ守れば、何時でもステータスウィンドウを表示したり、スキル装備と念じてメニューを表示し装備するスキルを指定する事でやり直す事が出来る。


 なので、少しでも早く目的地に付ける様に移動用のスキル構成にしようかなとステータスウィンドウを表示。


 下級水魔法を装備待機状態にし、上級旅脚を装備する。


 旅脚スキル。


 旅の為のスキルで、上級だと歩いたり走ったりする速度が5割増しになる。


 レベル制等でステータスが向上している上に5割増しの補正で、結構な移動速度向上になるのだから凄いスキルだけど、実は結構嫌われている。


 と言うのも戦闘になると解除され効果が切れるスキルだからだ。


 結果、戦闘になると体が重くなったと感じるので、その感覚が凄く嫌われ、スキルを装備する事により俊敏ステータスが向上する数少ないスキルなのに、使っている人が少ない。


 まあ、俺の場合は、母に教わった通り、スキルを装備しても移動力向上させる能力については旅脚スキルメニュー内でOFFに指定して、スキル装備によるステータスアップの恩恵だけを受けようかなと思っている。


 だけど、今は移動力アップも必要だからOFFにはしないけどね。


 そう旅脚スキルを設定を決めて、更に移動を続けた。



 次は、後14個スキルを取得・装備出来る百能スロットに、何のスキルを取得させるかだ。


 スキルには幾つかの分類がある。


 アーツ(技術、技能)系と魔法系と言った分け方。


 生産系と戦闘系と言った分け方。


 他にも色々と分類はあるが、取得のし易さの違いもある。


 第1種とも呼ばれるスキルは簡単に取得できるスキル。


 農業スキルなんかがそうだ。


 これは、誰でも数日から数か月で取得出来ると言われている。


 まあ、俺はこれすら取得出来ず、馬鹿にされ続けていたわけだけど。


 ちなみに、簡単に取得出来る農業スキルも結構すごく、本来なら収穫まで4か月かかる作物が下級農業スキルを得ると3か月とかで、中級で2月半、特級になったら2か月とかで収穫できる様になる。


 MP(支配し所持している魔力)とスキルの力により、連作不良もないし、病気からも守られるし、美味しくなるそうだ。


 害虫は、この世界ではあまり居ないみたいだけど、魔力による保護膜で対策もしてくれるのだったかな。


 人族が農作物を生産できる土地が少ないこの世界では、人口を維持する為に必須のスキルとも言えるのだろう。


 第2種は、頑張れば取得出来るスキル。


 才能が有れば数か月、無くても数年取得の為の努力を続ければ取得出来るスキルと言われている。


 剣技スキルなんかがそうだ。


 第3種が、才能が有るか、相当努力する事により取得出来るスキル。


 才能あるもので数か月から数年、無い者で数年から数十年で取得すると言われている。


 魔力操作や火魔法なんかがそうだ。


 第4種が、才能ある者が努力する事により取得できるスキル。


 才能あるものがたゆまぬ努力により、数年から数百年で取得すると言われている。


 才能が有っても取得の為の期間に数百年も違いがあるなんて、才能があると言っても才能の豊さに大分違いが有りそうだ。


 第5種が、スキル名の付いた宝玉、総称でスキル追加の宝玉と呼ばれる消費マジックアイテムでしか取得出来ないスキル。


 まあ、第1種から第5種まで、全てスキル追加の宝玉で取得出来るのだけど、宝玉はそれ程手に入る物ではない。


 格納箱や戦利品向上スキルなんか第5種になるのだけど、その第5種が全て同じ入手難度かと言うとそうではない。


 例えば、格納箱スキルの宝玉なんかは割と手に入り易い宝玉で、戦利品向上スキルなんかは、滅多に無い宝玉になると言う違いがあるからだ。


 その前提があった上で考えると、俺は自分の努力により身に付け易そうなスキルは努力で取得する方向に向かい、そうではないスキルを百能で身に付けるべきだろう。


 となると百能で取得すべきは、やはり第4種となるだろう。


 取得するのに、才能が有っても数年から数百年もかかるんだから。


 後は、手に入り辛い第5種や、有効な第3種だろうか。


 領都では、これらのスキルを手に入れる為に頑張らなければならないし、これから百能スロットに装備するスキルも、そう言うスキルにしようと言う思考に落ち着き、百能スロットに何を装備するか考えを纏める事にした。

 主人公は、今後の短期的な予定の一つと、これから何を考察するかを決めた様ですね。

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