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第141話 ピンクの説明

 主人公はピンク発情期になってしまい、ラシェルと関係を持ってしまいました。

 関係が深くなった事で、恩恵:百能がその力をふるう為に要求する、相思相愛にまでなれるのでしょうか。

 ラシェルとの初めて。


 ハッキリ言って、余裕なし。


 酷いよピンク発情期。


 これなら、普通の状態の時にラシェルと関係を持っておいた方が良かった。


 乱暴に、自分本位にならない様に注意したけど、駄目だった。


 ラシェルが痛がっていたのに止まらないんだもん。


 涙目になりながら耐えてくれたラシェルに感謝だよ。


 幸い、直ぐに暴発し、一度出すとピンク発情期はある程度収まってくれたけど、まだ少しくすぶっている感じ。


 でも、これ以上は無理だろう。


 大分冷静になった頭で、そう結論をだし、ラシェルに「ありがとう。本当に助かったし、嬉しかったよ」と言ってキスをして『誤魔化せないかな~』と言うバツの悪い感じ。


 ラシェルはホッとしている感じなので、彼女を怒らせるような事にならなかったと、こちらもホッとする。


 生活魔法の洗浄を掛けて、ピンク発情期中は本能が拒絶した為に出来なかった生活魔法の避妊をラシェルに掛け、二人で服を着る。


 周りの確認をして、風の護りを解き、二人を馬車に呼び込む。


 家洗浄で、匂いなども洗浄済みだし大丈夫だ。


 そう色々と気を使ったのだけど「思っていたのより、早いんだけど」とチェーリアは遠慮がない。


 「初めての人に、そんなに延々出来ないだろう。痛いって言うし」


 「気を使ったんだ」


 「ああ。だからピンクが完全に解消されたって感じではないから、次の都市で娼館にでも行った方が良さそうだけどね」


 「そうなの? ただ、スケベなだけでしょ」と、チェーリアはむくれながら言って来るが。


 「チェーリアはピンク発情期で苦しむまで手を付けない事にするよ。この苦しみを理解した方がいいだろうしね」


 ちょっとカチンと来たので、そうキツメに言うと「ちょ、ちょっと」と、チェーリアは俺が容赦しない面もあると思い出したのか、慌てている。


 すると今度は「そんなに苦しかったの?」とタチアナが聞いて来る。


 エッチに興味があると言うより、ピンク発情期が怖いのかもな。


 そう思ったので「酷いもんだよ。なんで、こんなひどい発情期があるんだか」と、俺の感じた事を言う。


 危うく『人の神も、何でこんなひどい発情期を世界の理に入れたんだか』と言いそうになったが、話術スキルが訂正し、転生者と断言できないように誤魔化してくれた。


 いや。誤魔化し切れていないかもしれないけど、誤魔化そうと話を続ける。


 「視界が狭くなって、風景が少しピンク色に見えたね。

  君らの声とか匂いとかだけで、凄く興奮してしまうし。

  ラシェルとのキスは美味しい果物の味がしたし、兎に角子供が出来る事をしろって本能が五月蠅いし。

  息切れはするし、心臓はバクバク行っているし、全身が敏感になっているし。

  3人が子供をつくれる対象って何となく分って、押し倒す事しか考えられなくなる手前って感じか。

  幸い『暴力を振るってでもする』『無理やりする』って言う感情は全く無かったんだけど、『頼み込んだり土下座しても』って感じはあったな。

  あれは、そう言うモノで、だから奴隷になったりするんだろうね」


 「そんな感じなんだ」と、タチアナは自分も対象になった事を嫌がる感じも無く、不安そうに言って来る。


 「ああ。しかも、これが酷くなるんだろ。神様も酷い発情期を人に背負わせ過ぎだと思うけど」


 そう言うと「神様の事は悪く言うなんて」と、チェーリアが怒ってくる。


 「そう言えば、お母さんはピンク発情期についてなんて言っていたの?」と、素朴な疑問をチェーリアに聞いてみると。


 「神様の試練と恵みだって」


 「……、まあ、物は言いようだけど」と、本心を言うとチェーリアは俺を睨んでいる。


 なので「やっぱり、チェーリアはピンク発情期が強くなるまで放置だね。まあ、個人差は大きいらしいけど」と、今後の方針を言うと「それは、酷いのでは」とラシェルはチェーリアにも優しい様だ。


 「そうだね。だけど、そこまですれば、チェーリアから『愛していますから、抱いてください』くらいの発言は引き出せそうだし」と冗談に紛らわせながら言ったのだけど。


 「それは、命令で強制するのと変わらない気もしますが?」と、ラシェルから疑問形の返事が帰って来た。


 「ん~。それとは違う気がするけどね」と言うと「可哀そうよ。本当に酷いらしいから」と、タチアナが俺を睨みながら言って来る。


 「えっ。なんでそれをタチアナが知っているの?」と、俺に指摘されるまで危機感が無かったのにと思いつつ聞く。


 すると「貴方に言われた後、知り合いに聞いたわよ。本当に、ピンク発情期で奴隷になった人が居るかどうか、とか」との事。


 「あれがもっと酷くなるんだもんな。やっぱり、居るんでしょ」


 「ええ。変に我慢しない方がいいらしいわ。そうすると、もうどうしようもなくなるらしいから」と、タチアナは嫌そうに言って来る。


 「はあ。久しぶりに娼館に行くか」


 そうしみじみ言うと「なんで、そうなるのよ」と、何故かタチアナは怒った感じで言って来る。


 「流石に、戦闘中と言った緊張している時とかには出ないらしいけど、変なタイミングで出たら困るでしょ」


 「それはそうだけど。と言うか、さっきから何を造っているの?」


 タチアナは、俺が娼館に行くかと言った発言の後、薬の先生からもらった魔法薬生成用の壺で薬を造り始めたことについて聞いて来る。


 「ああ。HP回復薬を造っているんだけど」


 「何で今?」と、タチアナは話している途中に作業を始めたからか、少し不機嫌な感じで聞いて来る。


 「ああ。ラシェルに飲んでもらう為に作るついでに、備え置きようも造っているんだけど」


 「エリクサーじゃないんだ」と、タチアナは言って来るので、説明をしておく。


 「初めてが再生するらしいからね。通常なら本人の意志や認識次第らしいけど、直後だと流石にね」


 「ふ~ん。良く知っているよね」とタチアナが何故か軽蔑する目で見て来る。


 「ああ。その辺は魔法薬学スキルが教えてくれるからね。

  さて、行きますか。

  これだと、目的地に着くのは夜中になるから、手前の町で今日は休むことになるかな」


 そう言って、魔法薬製造の道具を格納箱にしまい、HP回復薬をラシェルに渡して飲んでもらい、先に進む事にする。


 「辺境伯領から出たし、やっと城壁の中で休めるんだね」と、タチアナが疲れたって感じで言って来る。


 「ああ。やっとユックリ休めそうだ」


 そう俺も久しぶりに宿で寝れる事を素直に喜んだ。

 4人の中で唯一のピンク発情期経験者となった主人公。

 それについて色々と話した様ですが、まあ、人それぞれ認識は違う様です。

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