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第133話 敵の油断

 主人公は、タチアナに転生者ではと疑われている感じです。

 誤魔化せたかどうかは分かりませんが、近くに魔素だまりがあるので、そちらに向かう様です。

 馬車用ゴーレムにユックリ街道沿いを進むように命令し、荷馬車から離れ、森の魔素だまりへと向かう。


 向かっている魔素だまりは、Bランク位の魔物が居そうで、なんて言うか魔素が淀んでいる感じだろうか。


 地形によるモノなのか、世界の理によるモノかは分からないけど、濃い目の魔素が他に流れ出さず、佇んでいる感じと言うか、貯まっている感じと言うか。


 と言う事は、宝箱発生の可能性が高いのかな。


 期待しながらスキルスロットに装備するスキルを戦闘用に調整し向かうと居たのはハイオーガ。


 向こうもこちらに気が付き、こちらに向かって来ている。


 多弾頭化、マルチロック、自動追尾機能付きで、且つ硬くしスピードを上げた強化石弾を24発発生させ、自動マルチロック機能により頭部、足、腕、心臓等、複数個所ロックオンしたのを確認し発射する。


 すると奴は、手にした金棒をバトンの様にグルグル回して、「ガッガッガッ」と言った音や粉じんを立てて全ての石弾を撃ち落してしまった。


 あのスピードで動けるなら、俺より早くない?


 奴のスピードに恐怖を覚えながら、多弾頭化、誘導可能で、且つ高温にしてスピードを上げた上に爆発型に設定した強化火弾を48発発生させ24発を同時に2度、誘導せずに撃ち込む。


 すると、奴は同じように金棒をバトンの様にグルグル回して撃ち落とそうとするが。


 火弾が金棒に撃ち落とされた瞬間に爆発し、爆発によって動きの鈍った金棒をすり抜けた1回目と2回目の火弾を全身に受けて爆発。


 アッサリと戦利品に。


 いや~。馬鹿で助かったよ。


 奴が石弾を撃ち落した時、こちらを馬鹿にするような表情をしていたから次も受けてくれるかなって思ったんだけど、その直感が当たってくれたよ。


 あのスピードで動けるなら普通に回避された気がするのに。


 しかし、同じBランクでもスピードに特化して強くなるとか有るのかな。


 でないと、あのスピードと感知した気配が一致しないんだけど。


 それとも気配を偽れる力を持っていたのだろうか。


 Bランククラスになると、やっぱり注意しておいた方が良いのかな。


 そう思いつつ、薬草学スキルとMPによる魔力の刃と念動力を使い魔力草と万能草だけ集める。


 ここは、長く人が採取に来ていないからか3本に2本程度採取しても、182本と156本手に入った。


 なので、次の魔素だまりに向かう。


 これもBランク程度だろう。


 感知した気配に理解不能な気配があり嫌な予感はするが、敵にも捕捉され、こちらに向かって来ている。


 魔素だまりに居たのは熊の魔物か。


 それに接近したので、風の護りを厚くし更に接近するが、こちらの射程に入る前に、敵の使った竜巻状の風魔法に体を切り刻まれる。


 幸い風の護りで威力が減衰し、体を丈夫にする耐久ステータスと、魔法に対する抵抗力になる精神ステータスのお陰か、致命傷にはならないが。


 回復魔法の回復を唱え簡易的な治療をして、魔法で仕留められなかった事に戸惑っている奴に接近。


 こちらからも火弾を撃ち込むが、奴が自分の周りに竜巻状の防御壁を張り、それに弾かれてしまう。


 どう攻撃しよう。


 その迷いの隙をつかれたのか、疾風のように接近され、爪を振るわれる。


 それを瞬動で避けると驚いているが、強化石弾を撃ち込んでも竜巻の防御に防がれてしまう。


 瞬動でトリッキーに動き、奴の攻撃をかわしながら、攻撃の手段を探す。


 世界の理から言えば、風に影響されないのは、光とか闇とかか。


 あ。魔力は風に微妙に影響を受けるかもしれないけど、風や火や宙に浮いた石・水程ではない。


 魔力魔法は、下級だから魔力弾を誘導すら出来ないけど、と思いつつイメージにより強化した巨大なブーメラン状の魔力弾を作成し、打ち込む。


 すると竜巻の守りに自信があったのか、まったく対処せずそれに首を切られ、血に伏すストームネイルベア。


 ……、相性があるから力の多様性は必要だな。


 と言う事は、様々なスキルを鍛え続け、それで足りなければ昇華の宝珠を様々なスキルに使う必要があるって事になるんだけど。


 ……、それには、どれだけ時間がかかるんだろう。


 そんな、絶望的な気持ちになっていると、魔素が集まり始め宝箱が発生。


 目の前で喜ぶべき事が起こっているんだけど、それに対し『この世界は、絶望すら、させてくれないのかよ』と突っ込んでしまった。


 罠や鍵の有無を罠探索に聞いてから開けると、ミスリル貨3枚、大銀貨30枚、銀貨100枚。上級エリクサー(優)3個、スキル向上の宝珠2個、格納箱の宝珠、ミスリルの剣(名匠:硬質化、高耐久化)、ミスリルの盾(名匠:硬質化、高耐久化)、ミスリルの槍(名匠:硬質化、高耐久化)ミスリルのインゴット6個、魔法の袋(中、時間停止)、ストームネイルベアの魔石B、ストームネイルベアの毛皮だ。


 昇華の宝玉が2個ゲットか。


 落ち込んでいる暇は無い。


 すべき事をしていれば、チートスキル達のお陰で強くなって行けるんだから。


 しかし、ストームネイルベアね。


 嵐の爪熊か。


 奴が自分の力に過信して、アッサリ死んでくれたって気がしてきたな。


 そう言えば、ストームには疾風って意味もあったんだったかな。


 単純に風の様に早くとか、暴風の様に一瞬でとか言う意味もあるか。


 正直、あのスピードには驚いたと言うか、回避の為に瞬動を意識していなければ、やられていたかも。


 はあ。


 成長の雫2個はありがたいんだけど。


 時間停止の効果の付いた魔法の袋も、上級エリクサーも、名匠属性の付いたミスリル系の武器及びインゴットもだけど。


 スキルとMPを使い、また魔力草と万能草を回収し皆の元に戻る事にした。

 Bランク2体との戦闘は、敵である魔物の油断で勝てた。

 主人公は、そう認識している様です。

 敵の油断のおかげで、怪我も無く色々なマジックアイテムを手に入れられたのは喜ぶべき事なんでしょうけど。

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