組織を支えるワンピース
「防衛大学校学生は良いよな?レールがしっかりとしかれているから。」
「実際そうでもないで。辞めてく奴もおるし、口で言うほど生易しい世界でもあらへんよ。」
「民間企業に勤めている人間からすれば、防衛大学校学生は羨ましいやろ。出世が約束されてんねんがな。民間企業ではそんなコースあらへんがな。」
「まぁ、龍の言いたい事もよく分かるねんけど、そんなに甘い世界とはちゃうって事がよく分かったわ。でも防衛大学校学生なんて自由ほぼも無ければ、規則規律は厳しいわで、ストレスたまりまくりやで。」
「そのくらいのペナルティは無いとあかんわな。まぁ、そう言う人間も世の中にはおらん事には、日本の防衛なんて出来ないだろうけどな。」
「自分を守るので精一杯やわ。」
「防衛大学校卒業者はエリート扱いされるが、そんなに優秀な人間がぎょうさんおるんか?」
「いや、そうでもないで。少なくとも俺が知ってるいる人間は、どこにでもいる若者やけどな。」
「とは言え、命令があれば命かけなきゃならんからな。そうお気楽に構えてられへんと言うのが現状やけどな。」
「世間では、自衛隊の評判が上がってる一方で、根強く存在を否定している人もおるけど、そうした雑音は気にならないんか?」
「全く気にならないとは言えへんけど、そんな細かい事気にしてたら、仕事にならへんやろ?」
「まぁ、そうやな。ただ、俺にはそんな覚悟出来ひんわ。命かけるなんて簡単には出来ない。そこの所はマジで尊敬に値する事だと思うよ。」
「俺には航空自衛隊で戦闘機パイロットとして活躍すると言う目標があるから、頑張れるんだ。実際に航空自衛隊での部隊実習があった事で分かった事なんやけど、戦闘機パイロットを目指していたけど、成れなかった人も航空自衛隊には沢山いて、救難ヘリのパイロットになったり、整備員になったり、航空管制官をやっていたりと、戦闘機には乗れないけど、航空自衛隊と言う組織を支えるワンピースになっている人がぎょうさんおるっちゅうこっちゃ。」