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コノエが動かなくなってから2、3分経った。すると、しんと静まり返った夜の公園に、中型トラックが再び姿を見せる 。後ろの扉から、担架を担いだ男2人組が再び現れ、コノエの方へと近づいていく。まるで予定通りだったかのような手際の良さだ。
「あー、こりゃダメっすね。今頃内臓は悲鳴あげてますよ」
「あれだけたくさんの薬同時に飲んだら、内臓もぶっ壊れますよ」
男達は地面に倒れている少女を見下ろし、口々にそう言う。少女の付近には空のカプセルが散乱し、少女の頬には涙の筋が光っていた。男達はコノエの脚と肩を持ち上げ担架に積み、運ぼうとした。
その時、スーツを着込んだボスが暗闇から再び姿を表した。
「あ、ボス。お疲れ様です」
男たちはボスに気づくと、軽く挨拶をした。ボスはコノエに近づき、動かないその少女をじっくり見て呟いた。
「こりゃ内臓はどこも使えないかもしれん。結局お前は、最初から最後までダメな奴だったな」
男たちはコノエの身体をそそくさとトラックに放り込んだ。静まり返った公園にエンジン音が鳴る。その音は段々と遠ざかり、夜の闇へと消えていった。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
自分の考えるままを書いたので、どう受け止められたのか気になる部分があります。率直な感想、評価等頂けるとありがたいです。




