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コノエはただ1人、真夜中の公園に残された。風は強さを増し、夜がふけるにつれ気温も下がっていく。
「うわぁぁぁあ!!うわぁぁぁぁ...あぁ.....うぅ」
コノエは雨のように泣いた。泣き叫んで地面を叩き、また泣いた。しかしコノエにはもう、どうすることも出来なかった。コノエにはもう、信じられる人も、生きる理由もなくなっていた。
地面に投げ捨てられた白いポーチ。コノエは地面を這い、そのポーチを手に取った。そして白い細長い薬と、オレンジ色の丸い薬を1個ずつ取りだし、手のひらに乗せる。涙がぽたぽたと手のひらを濡らすが、そんなことはもうどうでもいい。
コノエは全部で7錠の薬を全て取り出し終えた。白やオレンジの薬たちが、涙に濡れてテラテラと光る。コノエはそれを口に含み、一気に飲み込んだ。
途端、強烈な吐き気と頭痛がコノエを襲い、意識がもうろうとしていく。最後には地面に倒れ込み、コノエが再び自ら動くことはもう無かった。
16歳のその少女は、悲しみや苦しみにグルグルとかき混ぜられて唸り、深い眠りについたのだった。




