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15-11

短編を、さらに小さなブロックに分けました。初めは状況説明が多くて退屈かもしれませんが、最後までお付き合いいただければ幸いです。


深夜1時、サラはとある住宅街の一角の、とある公園にいた。


その公園はもう真っ暗で、滑り台やブランコといった遊具が、街頭にぽつりぽつりと照らされる。辺りには人影一つ見当たらず、昼間の喧騒が嘘のように静まり返っていた。耳に入る音はミミズや鈴虫の鳴き声のだけ。時々風が吹き、木々がカサカサとうなり声をあげる。


季節は10月。服装は白いTシャツ、ジャージのズボンに、薄汚れたスニーカー。かなりラフな格好だったので、風が肌に当たると肌寒い。サラは腕をさすり、小さく身震いをした。


サラは中学生2年生。髪は肩にも掛からないようなショートで、顔の輪郭に沿って綺麗にまとまっている。顔立ちは整っているが、大きく黒い瞳がどこか虚ろで、どこにも焦点が合っていない。


サラは静まり返った公園を見渡し、ふと目に付いたブランコへと向かった。サラが座ると、ブランコは迷惑そうにギィっと音を立てた。

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